こんにちは!偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です。小さい子ってうちの子どもに限らず食べムラがあったり、偏食気味だったりしませんか? 親としては少しでも何とか栄養を摂ってほしい…と頭を悩ませる毎日だと思います。
そこで今回ご紹介していくのが、栄養価の高いひじきを幼児でも食べやすいメニューにして食べてもらうというレシピです! ひじきをハンバーグ、ホットサラダ、かきたまスープに混ぜておいしく栄養価をアップさせていきますよ。

バターが香る!ひじき入り和風ハンバーグ

上の写真は4歳の娘に実際に食卓に出したハンバーグです。作ったハンバーグを半分に切ってお皿に盛り付けました。付け合わせは人参グラッセとブロッコリーです。ハンバーグの中にたっぷりと栄養が含まれているので、仮に付け合わせは食べてくれなくても大丈夫!(笑)

ひじきの磯の香りがほんのりとしますが、和風の味付けにしているので違和感なく食べ進めることができますよ。娘はバターの風味とほんのり甘い味付けが気に入ったようで、盛り付けた分は全部ペロリと完食してくれました。

【材料】(3個分)
合いびき肉 300g
玉ねぎ 半個
しめじ 1/6株
生ひじき 50g
人参 1/3本
卵 1個
パン粉 大さじ3
マヨネーズ 大さじ1
塩・こしょう 少々

<ソース>
バター 大さじ1
醤油・酒・みりん 各大さじ1

【作り方】
1.玉ねぎとしめじをみじん切りして炒めたもの、粗みじん切りにしたひじき、すりおろした人参をボウルに入れる。

キノコは免疫力アップと食物繊維を摂取するために加えました。今回私はしめじで作りましたが、舞茸でもおいしく作れますよ!

ひじきは、もともとが細いので、ザックリと切る程度で大丈夫です。

2.ボウルに挽き肉、卵、パン粉、マヨネーズ、塩コショウを加えて粘り気が出るまでよくこねる。

3.ハンバーグを3等分程度に分けたら焼いていく。

4.ハンバーグが焼けたらいったん外に出して、フライパンにバターを溶かしたらハンバーグを戻し入れ、上から調味料をかけて加熱していく。

5.調味料が蒸発してとろみが出てきたら両面によく絡めて完成。

バターと醤油が香ばしくて食欲を誘う一品の完成です!

マヨネーズと一緒に!たっぷりひじきのポテトホットサラダ

続いて、サラダとしてひじきを食べてもらうためのレシピです。すべて加熱した野菜を使って作るホットサラダを、ポテトサラダ風の味付けでご紹介していきます。

ポテトサラダとして冷やして食べても良し! 温かいままホットサラダで食べても良しのレシピです。

【材料】(小鉢3皿分)
じゃがいも 4個
人参 1/3本
生ひじき 小鉢1
マヨネーズ 大さじ2
砂糖 小さじ1
醤油 小さじ1

【作り方】
1.じゃがいもを4等分にして電子レンジ(600W)で5分ほど加熱し、火が通ったら潰していく。

2.人参を5mm角くらいに切ってラップに包みレンジ(600W)で2分弱加熱する。

3.鍋にお湯を沸かして沸騰したら、生ひじきを入れて1分ほどゆでて、ひじきをざるにあげ、よく水を切る。

4.ボウルにじゃがいも、人参、ひじきを加え、マヨネーズと砂糖で味付けし、よく混ぜる。

5.最後に醤油を加えて混ぜたら完成。

醤油の味が磯臭さを消していて食べやすいです。砂糖を加えているので、じゃがいもに甘さが出て幼児でも食べやすい味に仕上がっています。

普段のポテトサラダの中に、ひじきを加えてみるだけのひと手間で栄養価がグッと上がるのでおすすめですよ!

卵がふわふわ!ひじき入りかきたまスープ

最後に紹介するのはひじき入りかきたまスープです。手早くパパッと作れるのに栄養価も高く、お腹も満足するのでおすすめです。上の写真は実際に子どもに出した夕飯です。白身魚のバターソテーとひじきポテトサラダ、はんぺんソテーとかきたまスープです。

ボリューム満点ですが、ヘルシーメニューなのでたくさん食べても大丈夫です。

【材料】(3杯分)
生ひじき 小鉢1杯
人参 1/3本
水 500ml
調理酒 大さじ1
醤油 大さじ1
顆粒だし 小さじ1
卵 1個

【作り方】
1.人参を薄く細切りにして、やわらかくなるまで煮る。

2.人参がやわらかくなったら水洗いしたひじきを加えて煮る。

3.ひじきを加えてひと煮立ちさせたら出汁を加え、調理酒・醤油も加える。

4.卵を割ってよく溶きほぐす。

5.スープの中に卵を少しずつ加えていき固めていく。

卵が固まったらかきたまスープの完成です。

ひじきがたっぷり入って栄養満点なのでぱくぱく食べてもらいましょう!

ひじきにはどんな栄養があるの?

よく「ひじきには栄養がある」と言いますが、一体どんな栄養があるのでしょうか。ひじきは海藻類なのでミネラルがとても豊富に含まれています。その中でも特に豊富に含まれているヨウ素には、成長期の子どもの発達を促す効果があると言われているのです。

他にも、カルシウムは牛乳の12倍も含まれていて、骨の発達も促してくれます。さらに、食物繊維はごぼうの7倍含まれていて、お腹の調子も整えてくれるんですよ。

そんなこと言われたら、なんとしてでも子どもに食べてもらうしかないですよね!

そんな身体にいいことだらけのひじきは、とても小さく細いので料理に混ぜて使いやすいのが嬉しい特徴なのです。

ミネラル、カルシウムなどがたっぷりと含まれたひじきは幼児にも積極的に食べてもらいたい食材です。海藻類に多く含まれるヨウ素には、子どもの発達を促す効果があるというので、ひじきが苦手な子どもにも食べてもらいたいですよね。

今回はひじきの味が主張し過ぎておらず、幼児にも食べやすい味付けでレシピを考えたので、毎日の食事に手軽にひじきを取り入れてもらえると思います。ぜひ一度作ってみてください!

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