ご当地の絶品オムライスが日本一を競う
5月18~19日の2日間、東京・アーバンドックららぽーと豊洲シーサイドデッキで、カゴメ主催のフードイベント「オムライススタジアム2019」が開催された。全国の地方予選を勝ち抜いた各地区代表の10店が会場に集まり、自慢のオムライスを提供。各店それぞれの個性豊かな味を実食した来場者と特別審査員の投票により、日本一のオムライスが決定した。
卵とトマトケチャップのベストコンビ
“西洋の食”が、日本ならではの“ニッポンの洋食”に進化していく中で、トマトケチャップは大きな役割を担ってきた。今回の「オムライススタジアム」は、そんなケチャップの魅力をより多くの人に広めるとともに、オムライスファンをさらに増やすことを目指してカゴメが開催。日本人に最も親しまれているケチャップを作り続けてきたカゴメによる、ケチャップ愛あふれるイベントだ。
「オムライス」という、思わず誰もが笑顔になる楽しいテーマからも、会場は2日間とも大盛況。ニッポンの洋食を代表するオムライスの老若男女を問わない人気っぷりが、改めてうかがえた。
また、イベント最終日には、来場者と審査員の投票で選ばれたグランプリと準グランプリ、各特別賞が発表され、表彰式が行われた。グランプリは、東海大会代表「洋食のことこと屋」の「生クリームたっぷりのオムストロガノフ トロトロポークのせ」が受賞。その他、準グランプリ、各特別賞は次の通りだ。
グランプリ:生クリームたっぷりのオムストロガノフ トロトロポークのせ
【東海大会代表】洋食のことこと屋(愛知県名古屋市)
リゾットライスと半熟卵に、八丁味噌でコクを加えたデミグラスソース、スペイン産ポーク、チーズフォンデュ、生クリームをのせた、ストロガノフ風オムライス。スプーンでかき混ぜて食べると、トロトロとしたすべてのうまみが渾然一体に! 「オムライス研究所特別賞」を同時受賞。
見事、グランプリを受賞した「洋食のことこと屋」都外川景司店長は、「17年のナポリタンスタジアムでは準グランプリだったが、今回はグランプリでうれしい。スタッフや皆さまに感謝します。名古屋に帰って、もっとおいしいオムライスを作りたい」と喜びを語った。
◎審査員評:総合的に評価が最も高かった。何度食べてもおいしく、また食べたくなる味。
準グランプリ:長崎雲仙オムライス
【九州大会代表】TERRACED FIELDS(長崎県大村市)
オムライスを雲仙岳に見立て、長崎産の新鮮野菜を添えた長崎愛あふれる一皿。田畑をイメージした自家製牛スジ入りボロネーゼは、ケチャップを加えてしっかりとしたコクを出した、絶妙な味わい。「カゴメコーポレートシェフ特別賞」を同時受賞。
◎審査員評:雲仙岳をイメージしたという見た目がユニーク。多彩な野菜が入っていて味もレベルが高い。
日本の洋食・オムライス特別賞:海老の極み!金澤ブラックオムライス
【北陸大会代表】ぶどうの木(石川県金沢市)
石川県で水揚げされる甘エビで丁寧にとっただしを、ソース、卵、トッピングチーズに用いたエビのうま味全開の味わい。エビと好相性のトマトソースベースにケチャップを加えた。炭パウダーを使用した黒い見た目が斬新。
彩り鮮やかオムライス賞:阿寒ポークの釧路産サラダ パプリカのラタトゥイユオムライス チーズソースがけ
【北海道大会代表】オムライス専門店 アロハ(北海道釧路市)
北海道の食材をたっぷり使ったチキンライスは、ピラフを炊き、一晩寝かせることでパラパラとした絶妙な仕上がりに。釧路産のパプリカを使用したラタトゥイユと、ハワイの調理法で3時間蒸し焼きしにした阿寒ポークを添えた、こだわりが光る。
ボリューム満点オムライス賞:ガーリックチキンとトロ玉ダブルチーズのオムライス
【東北大会代表】キッチン ポテ(福島県相馬市)
地元・相馬産食材を使い、炒める、混ぜる、煮込む、そのまま使う…と、オムライスが出来上がるまでのすべての工程でケチャップを活用し、ケチャップのおいしさをすべて引き出した一皿。ガーリックを利かせた、パンチのある味わい。
子ども大好きオムライス賞:とろーりラクレットチーズのスコッチEGGオムライス
【関東甲信越大会代表】ダッキーダック(東京都江東区)
チキンライスのソースは、ケチャップとトマトペーストに玉ネギと鶏ひき肉を加えて大釜でことこと煮詰め、コクと甘さを引き出した。子どもに大人気のスコッチエッグと、話題沸騰中のラクレットチーズを添え、SNS映えばっちり!
アイデア満載オムライス賞:おいしい魔法のオムライス
【関東甲信越大会代表】ご当地グルメレストランLAUNA(神奈川県横須賀市)
横須賀産の卵で包んだオムライスを島に見立て、周りをミネストローネの海で彩った。中に入ったケチャップライスは、ケチャップの味を生かしたシンプルな仕上がり。食べていくうちに、魔法のように味や食感が変化し、飽きずに最後まで食べられる。
こだわりソースオムライス賞:関西風ソースのふわトンオムライス
【関西大会代表】長屋オムライス(大阪府大阪市)
醤油ベースのご飯にふわふわ半熟卵をのせ、ケチャップとウスターソースにショウガ、フェネグリーク、黒酢の隠し味を加えた深みのあるソースで仕上げた、関西色たっぷりの一皿。ケチャップと味噌ベースのタレで炒めた厚切り豚バラ肉も個性的!
こだわり卵オムライス賞:たまご屋が作る♪ 鶏つくねinチーズオムライス
【中国大会代表】うぶこっこ家(岡山県倉敷市)
卵生産者の同店が愛情を込めて育てた卵を使用。なめらかな食感のふわとろ卵にチーズ入りホワイトソースをトッピングし、最高級卵をのせた。チキンライスの中にはコク旨のつくねを入れ、一皿で鶏のさまざまな味が楽しめる。
こだわり野菜オムライス賞:トマト村の、まんぷくオムライス
【四国大会代表】喫茶わのわ 2号店(高知県日高村)
日高村のシュガートマトづくしの一皿。爽やかなトマトピューレと濃厚なケチャップのハーモニーが楽しめる。高知のカツオを加えたうま味たっぷりのライスは、トマトとの相性抜群。輪切りトマトの飾りが美しい!
◇外食レストラン新聞の2019年6月3日号の記事を転載しました。
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