北海道札幌在住のどさんこシンママライター・三柴千果です。クリスマスを指折り数えるお菓子と言えば『シュトーレン(シュトレン)』。本場ドイツでは、ラム酒をたっぷり使って作るお菓子なのですが、洋酒やドライフルーツ、ナッツを多く使うので苦手という子もいるかもしれません。
今回はラム酒やドライフルーツ、ナッツが少なめの、小さなお子さまでも食べられる簡単なシュトーレンの作り方を2パターン紹介します。材料も100円ショップやスーパーで購入できるものばかりなので、ぜひ作ってみてくださいね。

とにかく簡単に!ホットケーキミックスを使って作るシュトーレン

まずは、とにかく手軽に作ってみたい人向けのパウンドケーキタイプのシュトーレンです。本物のシュトーレンは、イーストや強力粉など、パンを作る材料を用いるのですが、時間も手間もかけたくない人は、なんちゃってシュトーレンがおすすめ。

【材料】(2人分)
卵 1個
無塩バターまたはケーキ用マーガリン 1本(100g)
牛乳 1/4カップ
砂糖 大さじ6

シナモン 適量(2振り程度)
カルダモン 適量(1振り程度)
クローブ 適量(1振り程度)
ナツメグ 適量(1振り程度)

ホットケーキミックス 1袋(200g)
アーモンドパウダー 1袋(30g)

ラム酒漬けドライフルーツ 1/2~1袋
ミックスナッツ 1/2~1袋

パウンド型用バターまたはマーガリン 適量

仕上げ用バターまたはマーガリン 適量
仕上げ用粉糖 適量

【作り方】

1.無塩バターまたはケーキ用マーガリンをレンジで30秒チンして溶かし、ボウルに卵・牛乳・砂糖とともに合わせて混ぜ、スパイスを入れる。

2.ホットケーキミックスとアーモンドパウダーを入れてさっくりと混ぜ合わせる。

3.ドライフルーツとナッツを入れて混ぜ、半分ずつラップにくるんで30分程度生地を寝かせる。

4.バターやマーガリンを塗った型に生地を入れ、170度のオーブンで25分焼く。

5.焼き上がったらバターやマーガリンを塗り、粉糖をかけて完成。

この画像のようにラッピングすれば、クリスマスパーティーの手土産にも使えますよ。リボンがクルクルしているのは、ハサミと爪の先でリボンを押さえて引っ張ったから。ケーキ屋さんのラッピングリボンなども、この方法でクルクルさせています。かわいく仕上がるので試してみてくださいね。

もう少し本格的に!ホームベーカリーで作る簡単シュトーレンレシピ

パウンドケーキのような食感や味わいではなく、できるだけ本物のシュトーレンに近づけたいという人には、ホームベーカリー(HB)を使って作るレシピがおすすめです。

【材料】(2人分)

■卵 1個
■無塩バターまたはケーキ用マーガリン 1本(100g)
■牛乳 1/4カップ
■砂糖 大さじ10
■シナモン 適量(2振り程度)
■カルダモン 適量(1振り程度)
■クローブ 適量(1振り程度)
■ナツメグ 適量(1振り程度)
■強力粉 100g
■薄力粉 100g
■ドライイースト 小さじ1
■アーモンドパウダー 1袋(30g)

ラム酒漬けドライフルーツ 1/2~1袋
ミックスナッツ 1/2~1袋

仕上げ用バターまたはマーガリン 適量
仕上げ用粉糖 適量

【作り方】

1.■の材料をホームベーカリーに入れて5分こねる。ドライフルーツとナッツを加え5分追加でこねて、30分1次発酵させる。

2.ホームベーカリーから取り出し、2等分にして平たく伸ばしてから二つ折りに重ねて、常温で30分2次発酵させる。

3.170度のオーブンで25分焼いて、焼き上がったら仕上げ用バターまたはマーガリンを塗り粉糖をかけて完成。

この画像では、仕上げの粉糖のほかに『銀粉入りシュガー』をかけました。キラキラしていると雪のようでキレイです。銀粉入りシュガーは100円ショップで購入しました。

シュトーレンは『イエス・キリスト』生誕の日である12月25日までの1ヶ月程度かけてじっくり味わうのが定番です。真っ白な見た目から、イエスのおくるみが起源であると言われています。

本場ドイツのシュトーレンはラム酒や砂糖をふんだんに使っているので、1~2ヶ月程度日持ちしますが、この記事で紹介しているレシピではラム酒も砂糖も少なめです。数日で食べきるのが望ましいでしょう。

お酒の味が強くないのでお子さんにも安心して食べさせられますよ。ぜひ作ってみてくださいね。