シフォンケーキに吟醸酒を…酒どころ西条での楽しみ方
広島県東広島市在住のたべぷろ編集部員・椛山瑛代です。夫の転勤で広島に来て早12年。何でも知りたい、という持ち前の好奇心に突き動かされているうちに今ではすっかり広島通に。 海の幸、山の幸に恵まれた広島の魅力をお伝えしたいと思います。
私の住む東広島の西条は、兵庫県の「灘」、京都府の「伏見」と並ぶ日本三大酒処の1つ。酒処ならではのお酒と酒粕×スイーツの楽しみ方をご紹介します。
カフェの人気メニューを再現
東広島市西条の中心地を東西に貫く西国街道は「西条酒蔵通り」の名で親しまれています。その酒蔵通りには「賀茂鶴」「亀齢」「福美人」「賀茂泉」「山陽鶴」「白牡丹」「西條鶴」の個性豊かな7つの酒造蔵が並びます。そんな酒の町から「シフォンケーキに吟醸酒をかける」というスイーツの楽しみ方をご紹介。
これはかつて西条にあった酒蔵「賀茂輝」にあったカフェの人気メニューを再現したもの。まずはそのままで、シフォンケーキのおいしさを味わって。次にふわふわのシフォンケーキに吟醸酒を少量かけると、お酒の風味がシフォンの味を引き立ててくれます。お酒好きな方には、シフォンがしっとりするまで吟醸酒を染み込ませるのもおすすめです。口に入れるとシフォンの甘さとお酒の甘さや風味がマッチして大人の贅沢スイーツとして楽しめます。
酒粕が手軽なスイーツに早変わり
毎年節分を過ぎた頃あたりぐらいから、酒蔵通りには「酒粕あります」の文字がみられるようになります。栄養価が高く「飲む点滴」としても人気の甘酒の原料である酒粕。その栄養価は高く、タンパク質は卵の2倍、ビタミンB1はリンゴの5倍、美容に良いとされるビタミンB6も豊富に含まれています。
そんな酒粕が大好きな蔵人は砂糖をまぶした酒粕をオーブントースターで焼いて食べるのだとか。焼くことで少しふんわりした食感でソフトクッキーのようです。砂糖醤油につけた酒粕をトースターで炙り、海苔をまくのもおすすめ。手軽なスイーツとして酒粕を楽しめます。
お酒はちょっと苦手なのという方におすすめ
栄養があり健康にも美容にもいいと聞いていても、酒粕が苦手な方は多いかもしれません。そんな方には酒粕をココアに入れるのをおすすめします。ココアの甘さと苦みが酒粕とマッチ。酒粕の癖を感じることなく食べることができます。
写真はアフォガート風にレンジで少し温めた酒粕に少量のココアをかけたもの。ココアに溶かしながら酒粕を食べると、ふんわりと口どけの軽いクリームを食べているようです。もっと苦手な方は、ココアに温めた酒粕を溶かして飲んで。酒粕の癖を感じることなく、ココアに深みが増しますよ。
いかがでしたか?ご紹介した食べ方だけではなく、東広島にはカフェのメニューやお土産物など、実に50品目以上の酒スイーツがあると言われています。ここでは紹介しきれないスイーツが他にもたくさん。日本を代表する酒とその酒の恵みを生かした おいしいものを味わいに、ぜひ酒の都・西条を訪れてみてくださいね。
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