新ブランド投入には動きが鈍いヨーグルトカテゴリーですが、この秋、新商品が次々と登場
しました! 皆さんはもう食べましたか? 比較的好きなブランドが固定される商品ですが、これを機に新しい商品を試してみるのもよさそう。機能性や味わいを含めて「新ブランド」の視点で比べてみます。

“生乳”の響きはやっぱりおいしそう!

今回エントリーした商品は、「小岩井 iMUSE 生乳ヨーグルト」(小岩井乳業)、「グリークヨーグルト クレンマ<国産ぶどう果汁ソース>」(日本ルナ)、「ロイテリヨーグルト」(オハヨー乳業)、「明治プロカル<ヨーグルト>」(明治)の4品。

まずは試食前に第一印象を聞きました。その結果、「小岩井 iMUSE 生乳ヨーグルト」(小岩井乳業)がダントツトップに! 「生乳」やこれまでのヨーグルトにはない清涼感のあるパッケージの色合いが性別問わず高い評価を得ました。

滑らか食感の同品は、味やその食感には大変評価が高かったものの、ある意味食べにくさも際立ってしまい、試食後では順位を落としていました。

エントリー1:「小岩井 iMUSE 生乳ヨーグルト」(小岩井乳業)

▽発売日=8月21日、北海道~九州▽価格/内容=120円(税別)/100g
▽商品特徴=はっ酵乳。新「iMUSE(イミューズ)」シリーズ。乳のおいしさにこだわり生乳を使用(生乳60%使用)。プラズマ乳酸菌で長時間前発酵させて滑らかな口当たりを実現した。香料・安定剤不使用。

試食後に最も評価が高かったのは、「グリークヨーグルト クレンマ<国産ぶどう果汁ソース>」(日本ルナ)。相変わらず人気のギリシャヨーグルトタイプの同品は、独特の濃厚な味わいに加えて、濃厚なソースとの相性や、酸味と甘みのバランスが大人気!

エントリー2:「グリークヨーグルト クレンマ〈国産ぶどう果汁ソース〉」(日本ルナ)

▽発売日=10月2日、全国▽価格/内容=140円(税別)/80g
▽商品特徴=はっ酵乳。新「グリークヨーグルト クレンマ」シリーズ。ギリシャ人製造技術者による直伝製法を採用。チーズのようなコク深さ、滑らかな口当たりと口どけ感に、酸味を抑えたまろやかな味。ブドウソースを入れた。

新ブランドには興味津々

ヨーグルトは常に決まったブランドを購入する「指定買い」の多いカテゴリーですが、新ブランド商品への興味もそれなりのもの。その上で購入時の判断材料としては、“パッケージデザイン”や“好みの食感かどうか”に次いで、昨今話題の“機能性”を気にする人も多くなりました。

特にこの時期は、風邪予防に効果が期待できそうな菌――「免疫力」「抵抗力」「胃腸によい」商品が注目されますが、実は今回、新しく“口腔内フローラ”に着目した商品があるんです!それが「ロイテリヨーグルト」(オハヨー乳業)。

口腔内フローラってナニ? 確かに聞き慣れませんよね。人間の体内には、カラダにいい作用を与える菌もいれば、攻撃する菌もいるそう。そこで口腔内の菌環境を良好にし、菌バランスを整えることが健やかな毎日に繋がる。その手助けをするのがロイテリ菌なのです。

エントリー3:「ロイテリヨーグルト」(オハヨー乳業)

▽発売日=9月19日、関東▽価格/内容=150円(税別)/110g
▽商品特徴=はっ酵乳。ロ腔内に関する機能性表示食品。ロ腔内フローラを良好にし、歯茎を丈夫に保つ生きたロイテリ菌を含有。生乳・キシリトール使用。香料・安定剤不使用。

やっぱり昔ながらの味わいは心惹かれる

とはいっても、“タンパク質”“カルシウム“鉄分”など、聞き慣れた栄養素を補える商品は手に取りやすい! 「明治プロカル<ヨーグルト>」(明治)は、成長期の子どもに必要なタンパク質、カルシウム、さらに不足しがちな鉄分も摂れるということで、子を持つ家庭にはオススメ。しかもこちらの商品は、「瓶ヨーグルト」の味わいにも似ているそうで、その味を懐かしむ年代からは評判でしたよ!

エントリー4:「明治プロカル<ヨーグルト>」(明治)

▽発売日=9月25日、全国▽価格/内容=195円(税込み)/80g×3
▽商品特徴=ハードヨーグルト。新「明治プロカル」シリーズ。成長期の子どもに必要なタンパク質、カルシウムが手軽においしく取れる。小学生に不足しがちな鉄分を配合。「東京2020」オフィシャル商品。

気になる商品はありましたか? 個人的には濃厚・こってりのギリシャヨーグルト系が好みなので、以前のようにまた大いに盛り上がってほしいなと思いますが、どの商品も目新しさがあり、一度は手に取ってみたくなりますね。

いつもと違う味わいをぜひお試しあれ!