韓国風カフェ「AmPm」では、韓国で人気の屋台トーストを、日本人向けに思い切ったアレンジを加えて提供している。韓国では“屋台メシ”にトーストは定番という。日本のホットサンドと同様にハムやチーズ、卵などを挟んだり、シンプルなバタートーストも屋台のおなじみの一品。この屋台トーストを同店では大胆にアレンジし、新しい韓流フードに仕立てているのだ。

映えるその見た目からも若い女性を中心に人気を博しており、さらにはこのトーストからユニークな文化が派生しているという。「若い女の子たちがトーストやカップケーキを注文し、韓流タレントや日本のタレントなどそれぞれの“推しメン”の写真をその横に並べて写真を撮影するのが、なぜか爆発的にはやっていますね」と、スタッフの堀萌奈氏は明かす。

モンティクリストサンド 900円(税込み)

トーストという日常食が韓流フードに進化し、それに乗っかる形で思わぬ流行シーンが自然発生している様子は何とも興味深い。このシーンが今後、大きな広がりを見せてブームにつながるのか、注視したい。

チーズシャワートースト 900円(税込み)

●店舗情報
「Basked shop toast&cupcake AmPm -エーエムピーエム-」
所在地=東京都渋谷区神宮前1-16-6原宿77ビル/営業時間=11時~19時(変更あり)

◇外食レストラン新聞の2021年10月号の記事を転載しました。