さあ、新学期の始まりです。学校の生活もスタートダッシュが肝心。特に小学生は1学期の授業につまずくと、勉強についていけずに学校生活が楽しめなくなることも。春休み中に夜更かしして遅く起きたり、食事の時間が不規則など、生活のリズムが崩れてしまったお子さんは要注意ですよ。
お子さんの「やる気アップ」を応援する食事を作って、親子で新学期を迎えましょう。

朝食で体内時計がスイッチオン。「勉強&運動ができる子」は毎日朝食を食べている

先日、小6男子のお母さんから相談がありました。

「うちの子は毎日夜更かしして、朝起きるのはギリギリ。朝はボーッとしていて朝ごはんが食べられないんです。無理にでも朝ご飯を食べさせていいのか悩んでいます。」という内容でした。

お子さんが寝起きが悪いのは、体内時計が休息モードで、低体温になっているからです。体内時計をリセットするには、太陽の光を浴びること、そして朝食を食べることです。

朝食を食べると体温が上がり、脳の唯一のエネルギー源、ブドウ糖をチャージできます。食べる動作で脳を刺激することにもなり、授業やスポーツにしっかり集中できます。毎日朝食を食べる子ほど学力調査の点数や運動能力が高い傾向にあるという結果も出ています。

食欲がないお子さんにも少しでいいので、朝ごはんを食べさせましょう。食べずに学校に行っても授業に集中できず、居眠りしてしまうことにもなります。

そしてお子さんにも朝食を食べる意味をしっかり話して、まずは不規則になってしまった生活を改善し、朝食をキチンと食べる習慣にすることから始めましょう。

「早寝早起き朝ごはん」はすごい。朝はやる気アップのゴールデンタイム

あなたのお子さんは夜更かししていませんか?

子供にとっての睡眠は特に重要で、睡眠不足になると成長ホルモンが十分に分泌されず、身長が伸びにくいなどの影響が出ます。また肥満になりやすく、心の働きにも悪影響を与えることもわかってきています。そして、「食べる時間がない」、「食欲がない」という理由で朝食抜きに繋がる、まさに負のスパイラルに。

朝の時間をどう過ごすかで、お子さんの1日のパフォーマンスも格段に変わります。

「早寝早起き朝ごはん」のメリット

1、朝の光を浴びると、脳内ホルモンが刺激されて、昼は頭がスッキリ、集中力が上がり、夜はよく眠れます。

2、朝ごはんをしっかり食べることで、栄養素を補給できます。また腸が刺激されて、お通じもスムーズになります。

3、時間に余裕が出ると、イライラせずに心のゆとりが生まれます。

お子さんの新学期を充実させるためにも、親子で「早寝早起き朝ごはん」をスローガンに、朝のゴールデンタイムを有意義に使いましょう。

ママ必見!寝坊した時、時間がない朝はこれだけでも効果あり

「朝は菓子パンだけ」「ご飯代わりにお菓子」、そんな子供が増えてます。ちょっと待って、それって逆効果です。糖分だけの朝食は血糖値を急激にあげるので体に負担をかけてしまい、体がだるく、集中力を下げることになります。

バランス良い朝ごはんが基本ですが、時間がない時でもこれだけは食べさせておきたい朝ごはんをご紹介します。炭水化物、たんぱく質、野菜が摂れるので、栄養補給もばっちりです。

1、おにぎり(鮭、明太子、じゃこなどたんぱく源)+味噌汁(きのこ、青菜など火の通りが早いもの)
2、卵かけご飯(納豆ご飯)+味噌汁(レトルトにわかめ、ねぎをプラス)
3、食パン+ゆで卵(作り置き)、チーズ+野菜(ミニトマト、レタスなど包丁を使わないもの、ない時は野菜ジュース)

これも作る時間がない時は、フルーツ(みかん、いちご、りんご、バナナ)+牛乳、豆乳でもいいですよ。
毎日完璧な朝ごはんを食べさなきゃと思わずに、「1品だけ」におかず、野菜をプラスすることを意識するとバランスがよい朝ごはんになります。

「一年の計は新学期の食事術にあり。」