キッズ食育マスタートレーナー、子どもの食育料理研究家の増田陽子です。だんだんと夏に向かっていますね。 今回は働くママにおすすめ、火を使わず電子レンジを使って、10分以内で作れる夜ご飯のレシピをご紹介します。
夏野菜がおいしい時期がやってきています。電子レンジを上手に使い、夏がおいしいなすと焼き鳥缶を組み合わせると簡単な炒めものができますよ!

レンジで作れる!トロトロなすと鶏肉の味噌炒め

【材料】(2人分)
なす 2〜3本(240g程度)
ごま油 大さじ1
焼き鳥缶 1缶
味噌 大さじ1/2
おろし生姜(チューブ) 1cm
(あれば)小ねぎ 1本

【作り方】
1.なすは乱切りにして耐熱ボウルに入れ、ごま油をまんべんなく絡める。ふんわりとラップをして、電子レンジ600W・5分加熱する。なすに完全に火が通った状態にする。

特に皮に油が回るときれいな色を保てます。電子レンジから取り出す際は熱いのでやけどに注意してください。

2.別のボウルに焼き鳥缶・味噌・おろし生姜を入れて混ぜる。

3.(1)のなすの水気を切って(2)に混ぜ、器に盛る。

4.(あれば)小ねぎを小口切りにして上からかける。

ローリングストックにもおすすめな焼き鳥缶

今回使用したのはホテイフーズの「やきとり缶詰 たれ味」(75g、172円)。子どもも食べやすい焼き鳥の缶詰は日頃から備えておきたい非常食の一つになると思います。

使った分を買い足す方法を実践するといざという時に困りません。今回のようにアレンジしやすいのも魅力です。

缶詰は全般的に味がしっかりついているので、子どもと食べる際にたっぷりの野菜などと一緒に使うことによって、全体的な味がちょうど良くなり、野菜も一緒に美味しく食べられるというメリットもあります。今回のように、味噌とおろし生姜を少し足すだけのアレンジでまた違った味わいになります。

今回のレシピは、レンジのみの工程なのに、「炒めた味わい」が出るのは香ばしい焼き鳥缶のおかげ。家族もみんなフライパンで炒めたものだと思ってモリモリ食べていました。

【働くママへのエール】忙しくても時短でも季節を伝えられる!

どんなに忙しくてもせっかく家で作って食べるのなら、季節の野菜も取り入れて伝えられるとうれしいですね。これから夏野菜のなすは美味しい時期を迎えます。油との相性が良いなすは揚げると特においしいですよね!

家でなすの炒めものをした時に、なすを揚げずに普通に炒めて作るとやはり食感や味わい、見た目が違い、なすの色も悪く特に子どもたちの食べ方が、揚げたもので作った時に比べてあまりいいものではありませんでした。

そうとはいえ忙しいと、そして暑いと揚げてから炒める、という手間をかけたくないときがあります。そんな時に助けてくれるのは電子レンジ。油で和えてから電子レンジで加熱すると、食感もトロっとして皮の色の退色も少なく、いいことづくめ。子どもたちの反応も上々でした。

今回のなすの炒めものは全体として調理時間は10分以内でできますが、なすの加熱時間を除くと作業時間は2〜3分。

暑くなると、キッチンに立って火を使った料理をするのもいつも以上につらくなってきませんか? 今回のレシピで、働くママの夜ご飯づくりの負担が減り、電子レンジを使うメニューや時短メニューのバリエーションの一つなればと思います。

(キッズ食育マスタートレーナー・子どもの食育料理研究家 増田陽子 @yokomsd)