キッズ食育マスタートレーナー、子どもの食育料理研究家の増田陽子です。「肉団子」は子どもに人気のメニューですよね!練って丸めて揚げて、と手間のかかるイメージの肉団子ですが、働くママが平日の夜ごはんでも簡単に作れる技を今回はご紹介します。ソースも子どもの好きな味付けでお子さんが喜ぶこと間違いなしです!

肉団子のケチャップソース

ソースに醤油を少量入れて、ご飯にも合う味付けです!

【材料】(2〜3人分)
豚肩ロース肉薄切り(しゃぶしゃぶ用) 250g ※豚バラ肉でも可
玉ねぎ 1/2個
人参 1/3本
さやいんげん 5〜6本
白ワイン 大さじ2 ※酒でも可
薄力粉 小さじ2
塩 少々
胡椒 少々
●ケチャップ 大さじ4
●中濃ソース 大さじ1
●醤油 小さじ1
オリーブオイル 小さじ1

【作り方】
1.玉ねぎは薄切り、人参はいちょう切り、さやいんげんはヘタを折り、3cmの長さに切る。●を混ぜておく。

2.豚肩ロースはパックのまま、塩・胡椒・薄力粉半量を振り端から巻いていく。外側にも残りの薄力粉を振り、1.5cmの長さに切る。

3.フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、(2)の豚肉を片手でギュッと握って丸くなってから入れ、周りに火が通るように時々転がして炒める。

4.肉の周りが全体的に白くなったら、玉ねぎ・人参を入れてさっと炒める。

5.白ワインを入れて蓋をして、3分ほどしたらさやいんげん・●を入れて火を弱め、2分ほど煮る。

さやいんげんと調味料を入れる前に水分がなくなり焦げそうであれば火を弱めます。

肉を丸めてカットしていけば、肉団子もラクに作れる!

内側に薄力粉を振ると肉同士がくっつきやすくなり、また外側に振るとソースが絡みやすくなります。パックの中で端から丸めてカットし、フライパンに入れる時に片手でぎゅっと握れば丸い形に。

このように作ると練る手間、成形する手間が省け、短時間で肉団子が作れます。肉団子にするだけでボリュームが出て簡単なのにちょっとごちそう感も出ますよ。

もし、お子さんの年齢により、大きいなと思えば、切る時に小さく切ると小さい肉団子になります。

巻く時に薄力粉を使うと食感が柔らかくなり、巻いた後に薄力粉を振るとソースが絡みやすくなりますよ。薄切り肉を巻くことで柔らかすぎず適度な噛みごたえも出るので、お子さんの噛む力を育てられます。

【働くママへのエール】野菜も摂れるので1品でも十分!

子どもが好きなメニューに野菜をたっぷり入れると1品でも栄養バランスの良く、見た目も良い食事になります。仕事から帰って何品も作らなくても1品でお肉も野菜も摂れたら、料理の際の調理器具も少なく、食事後の洗い物も少ないのでママもラクになりますよ。

今回の野菜は玉ねぎ、人参、インゲンを使いましたが、キャベツやれんこん、きのこ類などもこれからの時期におすすめですし、家にちょっとずつ余っている野菜があれば活用してみてください。

それぞれ固い野菜なら薄めに切ったり小さく切ったり、早めにフライパンに入れるなど、切り方やタイミングを工夫すると短時間の調理でも美味しく食べられますし、捨てることなく使い切れます。

子どもの好きな味付けなので、私の家でも他の野菜を入れてみても「おいしい!」と言って食べてくれます。簡単にできる肉団子、良かったらぜひお試しください。

(キッズ食育マスタートレーナー・子どもの食育料理研究家 増田陽子 @yokomsd)