長野興農は、「世界の料理をなめ茸で表現した」(同社)新シリーズ「WOW!!(ワオ)」を立ち上げ、3品を発売している。「遊び心」をポイントに、「四川風麻婆」「お好みソース」「テリヤキ」フレーバーを展開。多彩なアレンジレシピも積極的に発信し、「なめ茸になじみのない若年層にも手に取ってほしい」と、新規ユーザーの開拓を目指す。「WOW!!」は「World Oishii Wave(ワールド・オイシイ・ウェーブ)」の略。

「花椒香る四川風麻婆味」は、中華の定番をイメージして「花椒(ホアジャオ)の香り、しびれる辛さで、癖になる味わい」に仕上げた。「ご飯のお供」はもちろん、「豆腐と一緒に電子レンジで温めれば、即席麻婆豆腐に」と、手軽なひと工夫を提案する。

「花椒香る四川風麻婆味」

「スパイシーお好みソース味」はキャベツ、ショウガ、鰹節、アオサも加え、お好み焼き風に。「あま辛テリヤキ味」はポークエキスでジューシーさを加え、パンにマヨネーズと一緒に塗って焼く「テリヤキバーガー風トースト」など、米飯周りからさらにフィールドを広げたアプローチにも取り組む。

「スパイシーお好みソース味」

商品ラベルも、それぞれのテーマ料理の写真とともに「従来のイメージを覆す、目を引くカラーやデザイン」でまとめた。「四川風麻婆味」「お好みソース味」はそれぞれ1本120g、「テリヤキ味」は135gで、価格はオープン。

「あま辛テリヤキ味」

アレンジレシピは、ホームページやSNSなどで発信していく計画。同社は「なめ茸の購買層は、高齢世代のヘビーユーザーが中心。若年層の新規ユーザーを取り込むことで、需要創出を図っていきたい」としている。

◇日本食糧新聞の2021年2月17日号の記事を転載しました。