6月~8月に旬を迎えるピーマン。ビタミン豊富で栄養価が高い食材ですが、種をとる作業が面倒だったり、子どもには食べづらいイメージがあったりと扱いが難しい食材でもありますよね。細かく刻んで存在感を消して使ってしまいがちですが、最近のピーマンは苦みや青臭さも少なく、実は種ごと食べても美味しいのです。時短につながるピーマンの切り方と美味しく食べるレシピを紹介します。

濃い目の味付けでおいしく食べる!チンジャオロース

【材料】(2人分)
牛小間切れ肉 150g
ピーマン 3個
たけのこ水煮(細切り) 1袋

A 醤油 大さじ1/2
A 酒 大さじ1/2
A 片栗粉 大さじ1

B オイスターソース 大さじ1.5
B みりん 大さじ1.5
サラダ油 適量
こしょう 少々

【作り方】
1.ピーマンは種と軸を除いて千切りにする。たけのこ水煮は水を切る。Bはまぜておく。
2.牛肉をポリ袋に入れ、Aを加えて揉みこむ。

3.フライパンにサラダ油大さじ1程度を熱し、(2)を広げ入れてあまりいじらずに炒める。

4.肉の色が変わったらピーマン・たけのこ水煮を加え、野菜に火が通り油が馴染んだらこしょうをふり、Bを加える。全体が馴染んだら器に盛り付ける。

種ごと使う!ピーマンとじゃこの炒めもの

【材料】(2~3人分)
ピーマン 3個
ちりめんじゃこ 大さじ3
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
ごま油 大さじ1

【作り方】
1.ピーマンはへたの部分を除いて種ごとざく切りする。
2.フライパンにごま油を熱し、ピーマンを加える。あまりいじらずに焼き色をつける。
3.ちりめんじゃこを加え、全体が馴染んだら醤油・みりんを加える。

見た目は地味でも本当においしい!丸ごとピーマンの焼き浸し

【材料】(作りやすい量)
ピーマン 5個
麺つゆ(かけつゆ程度の濃さにしたもの) 100ml

【作り方】
1.ピーマンを魚焼きグリルに入れ、中火で両面に焼き色がつくまで加熱する。
2.(1)を熱いうちに保存容器に入れて麺つゆに浸し、冷蔵庫で2時間程度冷やす。

ピーマンを縦に置いて切るコツ

種をとる作業が面倒なピーマンですが、丸ごとグリルすればとろりとした食感がおいしく、ちりめんじゃこなどのような食感のある食材と一緒に炒めれば種ごと美味しく食べることができます。

また、チンジャオロースのような種を除いて使う料理の場合も、種取りが楽な切り方をすれば簡単!ピーマンの上部を切りおとし、種を抜き出す方法だと種が飛び散ったりして手間がかかりますよね。でも、ピーマンを縦に置いてそぐように切ると、へたも軸も種もすべて残してきれいに切ることができます。

多めに作れば常備菜やお弁当おかずにも!

今回ご紹介した3つのレシピは、どれも冷めてもおいしいものばかり。一度にたくさん作っておけば常備菜としてもお弁当のおかずとしても活用できます。中でも焼き浸しは時間が経つと味が馴染んで美味しくなるうえ、他の野菜にも応用できるのでおすすめです。

また、チンジャオロースは焼きそば麺と合わせても美味しく食べられます。焼きそば麺を塩のみで炒め、その上にチンジャオロースをかければ、あんかけ焼きそばのような感覚で楽しめますよ。