「そうめん そそそ」は、「たかがそうめん、されどそうめん。そうめんその先に」をコンセプトに、そうめんの可能性を提唱するそうめん専門店。「夏場に家で食べる簡単な昼食」というイメージのあるそうめんを、外食メニューに昇華して提供している。

その肝は、そうめんをうどん、そば、ラーメン、パスタと並ぶ「麺類」としてとらえていることにある。それを実現した一品が「大葉ジェノベーゼそうめん」だ。

そうめんは、オリーブが練り込まれた小豆島産の手延べそうめん。ジェノベーゼソースには、そうめんにふさわしい和のテイストを出すためにバジルではなく大葉を使用。さらに「企業秘密」のオリジナルソースを混ぜ合わせることで、全体を「和」にまとめている。

盛り付けのポイントは、千切りの大葉と梅干しのトッピング。緑と赤のアクセントを頂点に持ってくることで、見た目の華やかさが出る。味的にも、薬味としての大葉と酸味のある梅干しがそうめんを引き立てる。

そうめんはつまみ上げるようにして、できるだけ高さを出して盛る。そうめんに松の実が絡み、さらに粉チーズが表面を覆う。まるでデコレーションされたツリーのようだ。

麺の量は75g(乾麺の状態)のほかに、50gのハーフサイズがある。

●店舗情報
「そうめん そそそ」
所在地=東京都渋谷区恵比寿西1-4-1

◇外食レストラン新聞の2020年2月3日号の記事を転載しました。