今回は、子ども達にも食べやすい味付けの手作り恵方巻レシピをご紹介します。2月3日の節分には、どこの保育園や幼稚園でも鬼めがけて豆まきが行われ、いわしや福豆、恵方巻を食べるなど子ども達にもなじみ深い季節行事ですね。

焼肉入りの恵方巻

【材料】(2人分)
温かい白ご飯 茶碗2膳分
牛切り落し肉 100g
<調味料>
塩コショウ 少々
焼肉のタレ 大さじ2

ほうれん草 1/2束
<調味料>
しょう油 小さじ1
ゴマ油 小さじ1

たくあん 5cm程度

全形海苔 2枚

塩 少々

【作り方】
1.ほうれん草は茹でて水気を絞り、5cm幅に切って調味料で和える。たくあんは5mm角の細切りにする。

2.牛切り落し肉は塩コショウを振っておく。

3.フライパンにサラダ油を入れて熱し、(2)を炒める。

4.焼き肉のタレで味付けをして皿に取る。

5.全形海苔をまきすの上にのせて温かい白ご飯1膳分を平らに広げ、塩少々をふる。

6.ほうれん草→牛肉→たくあんの順にのせて、端から巻く。

いわし缶活用の恵方巻

【材料】 (2人分)
温かい白ご飯 茶碗2膳分
いわしの缶詰 1個
大葉 6枚
白ゴマ 適量
すりおろししょうが 適量

【作り方】
1.温かい白ご飯にすりおろししょうがと白ゴマを加えて切り混ぜる。

2.いわしの缶詰は耐熱皿に移して電子レンジ(500W)で30秒ほど温める。

3.全形海苔をまきすの上にのせて(1)の半量を平らに広げる。

4. 大葉3枚→汁気をきったいわしの缶詰をのせて、端から巻く。

缶詰&焼肉タレ活用で手軽に巻き寿司

巻き寿司は普段おうちで作る機会があまりないご家庭も多いかと思います。市販品はかんぴょうや三つ葉など子ども達にはあまり馴染みがない具材が入っていて少し苦手という場合もあります。

しかし今回ご紹介した恵方巻はタレで炒めた焼肉と、甘辛くて骨まで気にせず食べることができるいわしの缶詰が具材で、どちらもお子さんにも食べやすい味付けです。

焼肉のタレは、以前かぼちゃのおかずでもご紹介しましたが、ミックスされたうま味が凝縮されていて簡単に味が決まるのでおすすめの調味料です。

また、いわしは臭いで鬼を追い払う魔除けの意味が込められた節分の行事食とされていますが、小骨が多く特有の苦みや香りなどでお子さんにはあまり人気のない食材です。生のいわしは保存もきかず調理の手間もかかるので働くママにとってもハードルが高いですよね。

その点、いわしの缶詰を活用すれば調理不要で骨までしっとり柔らかく、甘辛い味付けでご飯にも良く合ってとても食べやすいうえ、まとめて行事食を食べることができます!

節分の行事食をお子さんと一緒においしく味わおう!

冬と春の季節の節目となる節分の日には、赤や青の鬼めがけて小さな子ども達が必死で豆まきをするほほえましい光景がどこの保育園や幼稚園でも見られます。伝統的な季節行事は、ぜひ自宅でも美味しい行事食とともに思い出に残したいですね。

節分の行事食には、豆まきで使う福豆や強い臭いで鬼を追い払ういわし、そして恵方巻などがあります。

なかでも恵方巻はその年の吉となる方角を向いて巻き寿司を食べる風習で、大阪を中心に江戸時代から行われていたとされていますが、今や全国的に広がりすっかり行事食の1つとして定着しました。

ただ、市販の恵方巻はずっしりとボリュームがあって太いため、お子さんには食べづらいのが難点。ですが、手作りすればお子さんの年齢に合わせてサイズを調整したり、子ども向けの具材を取り入れたりすることで喜んで食べてくれます。

今年の節分は平日。食事の準備も何かと忙しい働くママも、缶詰や市販のタレなど上手に活用して時間や労力をかけずにご飯の準備をして、親子で一緒に節分行事を楽しみましょう。