寒さが身にしみる季節になりました。これからの時期はスープや汁物を毎日の晩ご飯に取り入れて体の中から温まりたいですね。
そこで今回は、滑らかな口当たりで保温効果の高いとろみのきいたスープレシピをご紹介します。火通りの良い食材でパパッと作ることができるので、毎晩の食事作りにも取り入れやすいですよ。

ニラと豆腐の卵とじスープ

【材料】(3人分)
ニラ 1/2束
豆腐 1/2丁
ハム 3枚
卵 1個
水 400ml
水溶き片栗粉:水 大さじ2 片栗粉 大さじ1

<調味料>
鶏ガラスープの素 大さじ1
酒 大さじ1
塩 少々

【作り方】
1.ニラは5cm幅、ハムは5mm幅、豆腐は1cm角にそれぞれ切る。
2.鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら(1)と鶏ガラスープの素・酒を入れて少し煮る。
3.水溶き片栗粉を加えてとろみをつけてから、溶き卵を流し入れてひと煮立させる。
4.塩で味を整えて器に盛り付ける。

すりおろし長芋のとろろ汁

【材料】 (3~4人分)
長芋 200g
卵 1個
水 400ml
白だし 大さじ2
酒 大さじ1

【作り方】
1.長芋は皮をむいてすりおろす。

2.鍋に水と白だしを入れて火にかけ、沸騰したら(1)を流し入れる。
3.ヘラでかき混ぜながら火を通し、溶き卵を流し入れる。
4.塩で味を整えて器に盛り付ける。

火通りの早い野菜を使って時短調理!

水から火にかけてじっくり火を通す大根やじゃがいもなどは食べ応えがありますが、調理に時間がかかるのが難点…。また、仕事帰りに1秒でも早く晩ご飯の準備をしたい働くお母さんにとって、じゃがいもなどの根菜類は皮をむいたりアク抜きしたりするなど手間もかかります。

メインの料理を作る合間にササッと仕上げたいならおすすめはニラ! 緑黄色野菜で栄養価も高いうえ、サッと水洗いして切るだけで下準備も簡単ですし、火通りも早いので便利です。

香りも強く淡白な食材と組み合わせれば、あっという間に手作りの中華スープを作ることができます。上の写真の状態にカットして冷凍保存もできますので、常備しておくことをおすすめします。

水溶き片栗粉でとろみをつけて体の芯から温まろう

寒い季節は汁物やスープが冷めるのが早いため、とろみをつけることで保温効果を高めましょう。

1つ目のレシピの中華スープは、水溶き片栗粉でとろみをつけています。片栗粉と水を1対2の割合で溶きのばしておき、煮立っているところに少しずつ入れてとろみの加減を調整します。

一気にドバッと入れてしまうとあんかけのようになってしまうこともあるので、少量入れてよくかき混ぜながら様子を見ます。和洋中問わずいろいろなスープに応用できるので、覚えておくと良いですね。

ネバネバ素材を使えば簡単にとろみのあるスープに!

もう1つは食材自体にねばりのある長芋を使ったレシピです。すりおろした長芋は、白だしで味付けした出汁に流し入れてひと煮立ちさせるだけでトロトロの滑らかな口当たりの汁物に!

ほかにもレンコンのすりおろしなどもとろみ効果のある食材です。

あっと言う間にできるので、晩ご飯の準備の最後に作ってアツアツを頂きましょう。これからの季節におすすめのとろみスープ、ぜひ試してみて下さいね。