キッズ食育マスタートレーナー、子どもの食育料理研究家の増田陽子です。手頃な値段で買える白菜。寒くなってくるとより甘く、おいしくなってきますよね。たくさん使えてお得な反面、余った分をなかなか使い切れないことも。今回は働くママが、平日の夜ごはんに5分〜15分以内に作れ、子どももモリモリ食べられる白菜大量消費レシピ4品をご紹介します!

白菜の葉のナムル 5分で完成!作り置きにも

白菜の芯と葉の部分に分けておいしく食べられるレシピです。

【材料】(4人分)
白菜の葉(上半分) 1/4個分
●白ごま 大さじ1
●ごま油 大さじ1
●塩 小さじ1/2
●にんにくすりおろし(チューブ) 小さじ1/4

【作り方】
1. 葉を2cm幅に切る。

2. ビニール袋に(1)の白菜、塩を入れて揉む。しんなりしたら●を入れて再び軽く揉む。

できたてもおいしく食べられますが、冷蔵庫で3〜4日保存できます。

白菜の芯のたらこマヨ焼き 焼くと芯の甘さが凝縮!

【材料】(4人分)
白菜の芯(下半分の部分) 1/4個分
マヨネーズ 大さじ5
たらこ 1腹
オリーブオイル 大さじ1
(あれば)パセリ 少々

【作り方】
1. 白菜の芯は2cm幅のそぎ切りにし、長いものは半分に切る。

2. たらこの身を取り出し、ボウルにマヨネーズ・たらこを入れ、混ぜる。(1)の白菜を入れて混ぜる。

3. 耐熱皿に広げて入れ、オリーブオイルを回しかけ、トースターで10分焼く。

※白菜は広げて焼くと水気が飛びやすく、火も通りやすくなります。

白菜とベーコンの粒マスタード蒸し 芯も葉も一緒に調理!

クタクタの白菜がおいしいレシピです。

【材料】(4人分)
白菜 1/4個
ベーコン 5枚
● 粒マスタード 大さじ1
● みりん 大さじ1
● 醤油 小さじ1/2
● 塩 少々

【作り方】
1. 白菜の芯の部分は2〜3cmのそぎ切り、葉の部分は3cm幅に切る。ベーコンは2cm幅に切る。
2. ●を混ぜる。
3. 鍋に(1)の白菜の芯・ベーコン半量・塩(分量外)、その上に白菜の葉・残りのベーコンをのせ、塩を振る。

4. (2)に水大さじ2をかけ、蓋をして火をつけ、中火5分、その後強火5分加熱する。

粒マスタードは辛味が少なく、子どもも食べやすい調味料。でも辛味が気になる時は量を減らしても良いですよ。

白菜と豚こま肉の春雨中華旨煮 ご飯がすすむメイン料理!

【材料】(4人分)
白菜 1/4個
豚こま肉 250g
春雨 1袋(40g)
● 醤油 大さじ2
● オイスターソース 大さじ1
● 酒 大さじ1
● 砂糖 小さじ2
● おろし生姜(チューブ) 小さじ1/2
片栗粉 大さじ1
ごま油 大さじ1
塩 少々
胡椒 少々

【作り方】
1. 白菜の芯の部分は2〜3cmのそぎ切り、葉の部分は3cm幅に切る。●と水大さじ2を小さなボウルに入れ、混ぜる。豚肉は塩、胡椒を振り、片栗粉を振り混ぜる。

※ 豚肉はビニール袋を使うと洗い物が減り、便利ですよ。

2. フライパンにごま油を入れて熱し、豚肉を入れて中火で炒め、全体的に白くなったら白菜の芯を加え、炒める。
3. 白菜の芯に火が通ってきたら葉を入れ、しんなりとしたら、春雨・調味料を入れ、春雨に火が通るまで炒めながら煮詰める。

※春雨は戻さず、そのまま入れます。調味料と白菜から出る水分で戻しながら煮るので、春雨が浸るよう下に沈めるように入れてくださいね。

白菜は切って葉と芯に分けて保存すれば時短に!

白菜は買ったら、調理しやすいように切っておくのがポイント。帰ったときなど使いたい時にすぐ作れるようになります。また、その際は葉と芯に分けて保存しておきましょう。ビニール袋、ジップ付き袋でも、タッパーなどでも構いません。

別にするといっても、1枚1枚きっちり葉の部分を切り分ける必要はありません。白菜の上の部分、下の部分で切り分けるくらいで大丈夫です。

分けておくと、しんなりとしやすくやわらかい葉だけを使って生で食べたり、芯の部分だけを使って、白菜の甘みを存分に味わうメニューも作れ、それぞれの良さを生かした料理もできます。

また白菜の葉と芯は厚みが違うので、葉の部分と芯の部分を分けておくことで、厚い芯の方は蒸す時に下の方に、炒める時は先に入れたりと、調理で入れる位置やタイミングを工夫すると、火が入るのが早くなる上、葉の部分だけ焦げてしまったりというような失敗もありませんよ。

子どもが食べやすく切ろう!

ついついザクザクと切ってしまう白菜。包丁を少し斜めにして、そぎ切りするだけで、忙しいお母さんにはいいことづくし。

白菜の芯の部分は厚みがあり、火が通りにくく味も絡みづらい部分なので、子どもも少し食べにくい部分。繊維を断つようにしてそぎ切りにすると、断面が広くなることで味が絡みやすく、火も早く通るようになるので、すぐにクタクタになり、子どももおいしく食べられるようになります。

白菜の切り方を少し工夫するだけで時短も叶えて子どももパクパクと食べやすくなりますよ。

今回は子どもが好む味付けで生、焼く、蒸す、炒める料理をご紹介しました。白菜のおいしい季節にたっぷりと食べてみてくださいね。