こんにちは!偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です。献立作りってものすごくエネルギーを使いませんか? 時間もかかるし、メニューも浮かばないしで毎回悩んでしまうんですよね。特に仕事をしていると、献立作りに時間をかけるのももったいなく感じてしまうと思います。
そこで、今回試してみたのが「me:new」というアプリを使って1週間分の献立を自動作成してもらう方法です。自動作成された献立に従って実際に1週間作ってみて気付いたメリット、デメリットなどもお伝えしていきます!

献立作りに関する私の悩み

献立作りは好きですか?正直、私はおっくうです…。なぜ献立作りに悩んでしまうのか考えられる理由をまとめてみました。

・マンネリ化してしまう

自分で毎日献立を考えるとなると、どうしてもマンネリになってしまいがちです。気付けばいつも同じメニューをルーティーンのようにぐるぐると作っていて家族から不満を言われてしまったなんてことはありませんか?

とはいえ、新しいメニューを考えて献立に取り入れるのは簡単ではないので悩みになってしまいがちです。

・献立を考える時間がない

メインのおかずはこれ、副菜はこれ…と決めていくのって意外と時間がかかりませんか?

特に仕事をしているママだと、仕事が終わったらスーパーに直行しなければならないことも多く、献立をじっくりと考える時間がない!と悩んでしまう場合も多いです。

・栄養バランスが偏った献立になってしまう

食べたいものや、パパッと作れるものばかりを食卓に出していると栄養バランスがついつい偏ってしまっていたなんてこともありますよね。

栄養バランスを意識して献立作りをしないと、バランスのいい食事を作ることって難しかったりします。「最近バランスのいい食事が取れていない…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

献立作成アプリ「me:new」を使ってみた

先ほど挙げたような悩みを解消すべく献立を自動で作成してくれるアプリの「me:new」を使ってみました! 献立作成アプリはどんな感じで使っていけるのかを実際の操作画面を紹介していくので見ていきましょう。

ご飯を作りたい日にちを選択すると、その日にち分の献立が即座に表示されます。最長1週間まで選択が可能になっています。

基本の表示は、主食と副菜です。希望をすれば副菜をもう1つ増やしたり、汁物を増やすこともできますよ。

おかずが決まったら、その画面をタップすれば材料や工程が表示されていきます。NHKの「みんなのきょうの料理」で紹介されたレシピが掲載されています。

きちんと栄養士の先生がカロリーや塩分量も計算してくれているところが、クックパッドなどの投稿型のレシピサイトとは違うところです。栄養士の先生がメニュー考案してくれていると思うと安心できますね。

自動作成された食材の中で、苦手な食材があったり、手に入りにくい食材があった場合は編集という項目をタップすれば、他の代替メニューと簡単に差し替えることができます。

上の写真のように同じような主となる食材が一覧で出てくるので好みに合わせて変更するといいですよ。

ただし、他の日にちのメニューは変更されずそのままなので、肉続きとなってしまわぬよう他の日にちのメニューとのバランスも取ってみてくださいね。

1週間分の夕食をアプリに従って作ってみた

では、実際に「me:new」で自動作成された献立に従って1週間分調理をしてみたので、写真と共に紹介していきます!

1日目

<献立>
・鶏むね肉のさっぱり煮
・きゅうりときくらげのからし酢あえ
・白ご飯

塩分量が控えめになっているからか、基本的にはどれも薄味です。濃い味付けに慣れている方は少々物足りなく感じるかもしれません。

ですが、刻んだみょうがやしそをタレ代わりにして味付けに活用するなど、普段なら浮かばないアイディアに感心しました。サッパリして美味しかったです。

きゅうりときくらげのからし酢あえは、きくらげがスーパーになかったので、わかめで代用して作りました。

2日目

<献立>
・豆腐と豚肉の豆乳煮
・きゅうりときくらげのからし酢あえ(使い回し)
・白ご飯

今日のメイン食材は豆腐と豚肉の豆乳煮でお鍋のようなイメージでした。鍋の味付けが手軽に家庭にあるもので作れるので驚きでした。

副菜は3日間使いまわしていくので、主菜を作るだけでよく、ご飯を作らなきゃ!というプレッシャーもいつもより和らいでいます。

3日目

<献立>
・さんまの塩焼き
・きゅうりときくらげのからし酢あえ(使い回し)
・白ご飯

今日はさんまを塩焼きするだけ! 煙が気になる方は焼いてあるさんまを買ってきてもOKです。この日も副菜は使い回しなので、めちゃくちゃ気が楽です。

4日目

<献立>
・チキンに重ねて煮るだけ
・はくさいのサラダ
・白ご飯

この日から副菜が変わりました。りんごを酢の物に混ぜるのは初挑戦でしたが、意外にもよく合う! ハムとの相性も良かったです。そして、お酢の効果でりんごも変色しないので、キレイな色合いをキープできました。

主菜はコーン缶の汁を活用して作る煮物です。醤油などでこっくり煮る料理しか作ったことなく、薄くないのか心配でしたが野菜の自然な優しい味わいで、子供もぺろりと食べてくれましたよ。

5日目

<献立>
・さけのムニエル
・はくさいのサラダ(使い回し)
・白ご飯

使い回しの副菜とさけのムニエルです。鮭を焼くだけでOKなので、こちらもかなりの時短です。

基本的にどのメニューも10分~20分以内の調理工程なので忙しい時でもパパッと作れるので助かります。

6日目

<献立>
・肉巻き照り焼き
・オクラの粉ぶし和え
・白ご飯

副菜がまた変わりました。肉巻き卵はちょっぴり手間がかかるように感じますが、ゆで卵さえ作っちゃえば肉を巻き付けて焼くだけなので思ったよりすぐに作れました。

切って並べると華やかになるので、おすすめです!

7日目

<献立>
・焼きさばのごまじょうゆ
・オクラの粉ぶし和え(使い回し)
・白ご飯

最終日は副菜の使い回しと、焼きさばのごまじょうゆです。いつもはさばの塩焼きにするところを、ごまじょうゆだれと絡めただけで、ワンランク上の料理になりました!

ねぎに焼き色を付けて添えるだけで、すごく料理上手になったような気がします(笑) でも、難しいことは一切なしのスピードメニューですよ。

献立アプリを使うメリット3つ

献立自動作成アプリ「me:new」を1週間活用してみて気付いたメリット・デメリットを最後に挙げていきます。

・献立を作る手間が省ける

献立に悩む時間がいらなくなります。忙しい合間に献立をあれこれ考えたり、買い物先のスーパーで食材を見比べながら悩んだりなんてことから解放されてスムーズに調理へと移っていけます。

・1週間分まとめて献立を提案してくれる

その日だけのメニューを決めたいならばクックパッドをはじめレシピ紹介サイトを見ればいいのですが、1週間分をまとめて提案してくれるアプリってなかなかないですよね。

作るものがあらかじめ決められているだけで、すごく気が楽になるので、まとめて献立を作成してもらえるとすごく助かりますよ。

・使い回しレシピが多く手軽

今まで余ったおかずを翌日に回したことはありましたが、使い回し前提で副菜を作るということは考えたこともなかったので、目からウロコでした。使い回しても、主菜が違うだけでマンネリ感は出てこないんですよね。

副菜を作らなくていいだけで、夕食の準備がぐんと楽になり、おっくうさもかなり軽減されました。

献立アプリを使うデメリット2つ

・あまり使わない食材が提案されることもある

今回の私でいえば「きくらげ」など普段使い慣れていない食材が選ばれることもあります。必要な量が少量で、次に使用する予定がない場合や、入手しづらい食材の時は代替食材に変更しちゃってもOKだと思います!

ですが、基本的には普段からなじみ深い食材でメニューが組まれているのでそれほど心配はいらないでしょう。

・メイン食材の具材が似たものが続くこともある

献立を自動作成した時に、肉が続いていた日がありました。私は肉と魚をできることなら交互にバランスよくとりたいので、気になるところは編集でメニューを差し替えました。

このように、自動作成で気になるところがあれば自分好みに編集できるので、こちらも心配は不要ですよ。

時短になって経済的にもうれしい

1週間分の献立を自動作成できるアプリ「me:new」を活用して、実際に1週間夕食を作ってみました。結論としてはとっても便利なアプリだと思います!

献立を考えなくていいだけでなく、使い回し副菜が多用されているので、時短もできますし、経済的にも嬉しいですよね。

これまで仕事で疲れた後の夕食作りはおっくうで、面倒にも感じてしまう時間だったのですが、あらかじめ作業工程が決められている分パパッと作業に移行できますし、調理工程の少ない簡単な献立ばかりだったので調理が楽しく感じました。

味も普段自分が作っていたものとは異なる意外な味付けのものばかりでしたが、さすがテレビで紹介されているプロが考えた献立だけあって、どれも上品で優しい美味しい味付けでした。

手軽に作れるのに、なんだか料理上手になれたような気がする献立ばかりなのでおすすめのアプリですよ!