座って上を向いて気分転換を…爽ハッピーベンチ
ロッテアイスは、カップアイス「爽」のブランドメッセージを体験してもらう「爽ハッピーベンチプロジェクト」を始動した。9日から全国7都市で、座るだけで上を向いて気分転換できることを目指し開発したベンチの体験イベントを全国7都市で開催。パナソニックやインテリジェンスなど10ヵ所以上の企業でも導入が決定。一口ごとにすっきり食べられる「爽」とともに、ストレスフルで常にうつむきがちな現代人を少しでも解放していく。
「爽」は同社を代表するカップアイスのブランドで、微細氷を入れているため濃厚なバニラアイスをすっきり食べられる。いままで、物性や機能を価値としてコミュニケーションしてきたが「もっと国民に愛されるブランドにしたい」と昨年春から“NO THINK爽ハッピー!”を打ち出した。情報社会において、「爽」を食べて頭を空っぽにするひとときを提案している。
8日のプロジェクト説明会で中島英樹代表取締役は新たなコミュニケーションについて「評判が良く、売上げも昨年度は10%増と好調だった」と振り返る。今年はさらに進化するため「ブランドメッセージを発信するだけでなく体験をつくる。そこで着目したのがここにあるベンチ」と新たに開発した「爽ハッピーベンチ」をお披露目。
ベンチに座って上を向き、自然とちょっと一休みする行動がとれる。「爽」の特徴である“癒やし”と“リフレッシュ”をベンチとアイス両方で得られることを提案していく。
昨年から、慶應義塾大学大学院の幸福学研究者前野隆司教授(監修)、ソーシャルプロダクトデザイナーNOSIGNERの太刀川瑛弼代表(デザイン)が研究を進め開発した。
今後は全国7都市(6~8月、東京、大阪、北海道、宮城、広島、福岡、愛知)での体験イベント、日本国内の企業などさまざまな場所に設置される。CMキャラクターの広瀬すずが全国キャラバンムービーに出演し、各地域の方言で告知する。同時にベンチで写真を撮って応募すると「爽詰め合わせ」などをプレゼントする「爽ハッピーフォトキャンペーン」も展開する。
◇日本食糧新聞の2017年6月16日号の記事を転載しました。
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