初めまして! 育児料理アドバイザーの菅智香と申します。子育てと仕事で忙しいママでも簡単に作ることができ、栄養もしっかりとれる料理の提案をしています。今回は、子育てとお仕事で毎日忙しく、連日似たようなメニューが食卓に並んでしまうママのために、マンネリになりがち食卓に取り入れてほしい「ラビオリ」というイタリア料理をご紹介いたします。

ラビオリの簡単な作り方

ラビオリはパスタの仲間、中華料理のワンタンのような見た目をしています。だから、ワンタンの皮でラビオリを作っちゃいましょう! 中に栄養たっぷりのほうれん草とチーズを入れれば、手の込んだパスタソースなんて必要なし!

自宅で簡単におしゃれなイタリアン「ラビオリ」!早速作ってみましょう♪

【材料】(2人分)
ワンタンの皮 30枚
ほうれん草 1束
ピザ用チーズ 60g
塩 少々
ブラックペッパー 少々
水溶き片栗粉 適量
バター 20g
醤油 適量

【作り方】
1.ほうれん草の下処理をする(アク抜きをする)。
2.(1)をみじん切りし、塩、ブラックペッパー、ピザ用チーズと合わせる。

3.(2)をワンタンの皮で挟み、水溶き片栗粉を使って三角形に包む。

4.(3)を熱湯で1分ゆでて取り出す。
5.バターをレンジで加熱して醤油を足し、(4)に回しかけて完成です。

毎日仕事で忙しいと、食卓がマンネリ化しがちですが、ほうれん草の下処理は時間があるときにすませておくと、(1)は省略できますので、時間がない日でも簡単に、いつもとはひと味違う、おしゃれな夕食が完成します! お子様の食事はもちろんのこと、お酒のつまみにもおススメですよ♪

葉物野菜の王様!ほうれん草のすごいパワー

このレシピには、ほうれん草をたっぷりと使っています。ほうれん草は「葉物野菜の王様」と言われるくらい、たくさんの栄養素が含まれています。それゆえ、ほうれん草には「健康」という花言葉もあります。

ほうれん草には健康を維持するために必要不可欠な栄養素である鉄分、ビタミンC、マンガンなどが含まれていますので、成長過程のお子様にぜひ、積極的に食べてもらいたい野菜です。

栄養を逃さない!ほうれん草の下処理方法

このレシピだけではなく、ほうれん草は基本的に下ゆでをすることが多いかと思いますが、なんとなく適当にやっていませんか。ほうれん草の素晴らしい栄養をしっかり身体に取り入れるためには下処理の方法にいくつかポイントがあります。

・手に入れたら下処理は早めに!
ほうれん草は保存期間が長いと、その間にほうれん草に含まれるビタミンCがどんどん減ってきてしまいます。ですから、手に入れたらすぐに下処理をするのがおススメです。下処理をした状態のほうれん草は冷凍保存も可能ですので、食べきれない分は下処理をしてそのまま冷凍庫に入れて保存しましょう。

・ゆでる前に切らない
食べやすい大きさに切ってからゆでたほうが楽に感じるとは思いますが、切ってから加熱をしてしまうと、切り口から栄養がどんどん逃げていってしまうので、加熱が終わった後に切るようにしましょう。

・葉先から根本まで使い切ろう
ほうれん草は葉先と根本では含まれる栄養素が異なっています。ですから、葉の部分だけでなく、根本の赤い部分も切り落とさずに、ほうれん草をそのまま全部、下処理をするようにしましょう。

【下処理の方法】
1.ほうれん草を洗い、一束ごとに上下を反対にしながら重ね、ラップで包む。

2.600Wの電子レンジで1分加熱する。
3.やけどしないよう注意しながらラップを外し、冷水にさらし、水気を切る。

4.食べやすい大きさに切る。

これで下処理は完了です。休日など時間があるときに下処理だけすませておき、冷凍ストックしておくと便利ですよ。

たまにはいつもと違う料理を1品! それだけで気分も変わってきますよね。栄養もあって、簡単なワンタンの皮で作る「ほうれん草のラビオリ」で、今日はいつもとひと味違う夕食にしてみませんか?