こんにちは。タイ料理研究家サクライチエリです。これから暑くなる季節におすすめ、冷たく飲むこともできる、しかも子どもでも作れるトマトスープをご紹介します。
朝ごはんは時間がないからパンとコーヒー、子どもはパンと牛乳というご家庭も多いかと思います。朝食は大切、栄養を摂ったほうがいいというのはよく分かるけど、いろいろ作る時間がない。朝、子どもを起こし、寝ぼけて食欲がないというのをなんとかパンを牛乳で流し込んでもらう。毎日同じメニューだと、余計に食欲が湧かないといわれる。我が家の食いしん坊女子も、朝ごはんについては、おかずの種類によって、食べるご飯の量とスピードが全く違います。

トマトジュースが苦手な方でも飲みやすく

【材料】1~2人分
100%トマトジュース 200ml
ソース 小さじ2

基本形は、以上です。

【作り方】

  1. 耐熱カップにトマトジュースを注ぎ、ウスターでも中濃でも冷蔵庫にあるソースを加えて混ぜ合わせる。
  2. 電子レンジ(600W)で1分加熱する。
    ※加熱時間はご家庭の電子レンジと作る量に合わせて調整してください。

ソースに各種スパイス・野菜果物がブレンドされているので、トマトジュースに少し混ぜるだけでコクが出て、トマトジュースが苦手な方も飲みやすくなります。私自身、トマトジュースが飲めなかったのが、ソースを加えることで好きになりました。

子ども向けにアレンジも

お子さんには少し牛乳を加えてあげると、まろやかなトマトクリームスープとして喜ばれます。

ママには香りづけとオレイン酸摂取にオリーブオイルを加えてもおいしくいただけます。

夏の暑い時期なら冷たいままで飲めます。また、細かく刻んだ玉ネギ、セロリ、キュウリなど冷蔵庫にある野菜を加えて、冷製・食べるサラダスープにもアレンジできます。

休日の朝ごはんメニューとしては、オムレツを作ってから同じフライパンで玉ねぎとトマトジュース、ソースを煮立ててスープにしたのを器に注ぐと、おしゃれでお子さん受けも良く、栄養価が高いオムレツスープの出来上がりです。

一緒にご飯を作ってママも子どももハッピーに

このトマトスープ、リコピンの抗酸化作用などの効能もすごいのですが、もっとすごいのは、「子どもでも簡単に作れること」です。日々忙しく働くママを見て、お子さんが「お手伝いしたい」と言ってきたこと、ありませんか?

そういう時に「じゃ、トマトスープを作ってもらおうかな?」とお願いして、おいしくできればママは1品分の労力削減、お子さんは「おいしく作れた、ママが喜んでくれた」と二重に嬉しい。トマトが苦手なお子さんは、自分で作ったトマトスープから、苦手克服になるかもしれません。

そういった小さな成功体験を積み上げると、10歳になれば、ひとりでオムライスも作れるようになります。はい、うちの小5の娘の得意料理はオムライスと煮込みスープです。

そのかわり、お子さんが誤ってトマトジュースをこぼしても、怒らないでくださいね。