キリンビバレッジは、運動不足や生活習慣の乱れを気にかける消費者に向け、RIZAP(ライザップ)社と共同開発した低糖質・プロテイン飲料「キリンライザッププロテインボトル」を3月28日から全国で発売する。飲料メーカーとして、健康に関わる社会課題解決に取り組み、幸せな健康習慣づくりを提案する。

プロテインの飲みづらさ払拭など3つのメソッドを実現

同品の共同開発が実現した背景には「健康的な習慣づくりのきっかけになりたい」という両社に共通する思いがあったという。

山形光晴マーケティング部長は「『幸せな健康習慣』という価値創造を目指す取組みの中、お客さまの健康や運動意識の喚起も合わせ、新しい価値の創造やより新しい健康の魅力づくりを両社で目指した」と語る。

「清涼飲料という気軽さ」と「おいしい飲み物を作る技術」のキリンビバレッジの強みとボディーメークなどの「自分を変えるきっかけ」や低糖質・タンパク質摂取・運動を組み合わせた「RIZAPメソッド」を展開するライザップの強みとを組み合わせた形だ。

「健康に過ごしたいから、プロテインを摂取する」志向の高まりなどから、前年比33%と伸長するプロテイン市場を背景に、メーンターゲットとして、体の改善意識を持つ30~40代男性の中で、現在、ジムに通っている人や運動を始めている人ではなく、運動不足や生活習慣の悪さを気にする人に向け、生活を引き締めるための低糖質・プロテイン飲料として提案している。

加えて「飲むライザップ」として、三つのメソッドを実現している。(1)プロテインの飲みづらさを払拭するピーチヨーグルトテイストによるゴクゴク飲める味わい(2)ライザップスペックの低糖質(3)軽い運動時に必要なプロテイン5000mgを配合している。

また、パッケージに「引き締めたいアナタへ」というメッセージを中央に配置し、くびれをイメージした本物感や効果を感じられるようなデザインを施した。

栄養補給と継続的な運動のきっかけづくりに貢献し、年間の販売目標として、まずは40万ケースを目指す。

◇日本食糧新聞の2017年3月27日号の記事を転載しました。