薬膳のモッチーママです。今回は、ご多忙な皆さまでもあっという間に3品が作れる早わざをご紹介しましょう。料理教室でも、これからの季節に大人気の献立ですよ^^
メインは、ビタミンB1が豊富な豚肉! それに今の季節ならではの新玉ねぎのオニオンスライスサラダを合わせます。そこに豚肉のだしがよく出た、おいしいスープも同時に作ってしまいます!

豚しゃぶは豚肩ロース肉をご用意すればハズレなし^^

豚肉の薬膳としての効能は、やる気の気!元気の気!を補って乾燥状態を潤す働きがあり、体力を回復して空咳や便秘にも効果的です。また豚肉には疲労回復やイライラなどの心身を活性化してストレス緩和にも効果的な「疲労回復のビタミン」と呼ばれるビタミンB1が豊富ですね。

ビタミンB1は、身体になくてはならないエネルギー源である糖質の代謝をすばやく行ってくれますので全身にエネルギーが行き渡り、疲労を回復してくれるのです。そして美肌にも効果的です。

そして、ほどよく脂身の入った豚肩ロース肉は、しゃぶしゃぶした後のスープにするのにもとてもおいしい出汁が出るんです。

【材料】(2人分)
*豚しゃぶ
豚肩ロース肉 250g
新玉ねぎ 中1個
パプリカ赤 1/2個
ピーマン 1個

*スープ
昆布茶 小さじ1
水 500ml
塩コショウ 小さじ1/2
卵 1個

*タレ
柚子ポン、出汁ポン酢、胡麻ドレッシングなど

【作り方】
1.小鍋に水500mlを沸かして、昆布茶と塩コショウ小さじ1/2ほどを加える。しゃぶしゃぶした豚肉にも味わい深さが残ります。

2.新玉ねぎを薄くスライスしてひとつかみほど小鍋に加えて、煮立ったら豚肉を一切れずつ20秒ほどしゃぶしゃぶする。赤身が消えるまで、しゃぶしゃぶしたら取り出してそのまま冷ましておく。

3.新玉ねぎはスライサーでスライスして、パプリカとピーマンの薄切りを加えて混ぜ合わせておく。

4.しゃぶしゃぶした後の出汁を強火にして、中央に浮き出たアクを取ってから卵を溶いて回し入れたら、味わい深い栄養たっぷりの玉子スープの出来上がり!

玉ねぎと豚肉は相性抜群

タレには柚子ポン、出汁ポン酢、胡麻ドレッシングなどお好きなタレで楽しめます。

玉ねぎは身体を温めて血圧の上昇を抑えて善玉コレステロールを増やして動脈硬化も予防してくれます。解毒・殺菌作用があり胃の気の巡りを整える作用が強く胃の不快感を取って疲労回復や肌荒れ、不眠などイライラを解消して気血の流れを良くしてくれますね。

玉ねぎの独特の辛みと香りの硫化アリルはビタミンB1の吸収をよくする働きがあり、ビタミンB1の不足が原因の疲労や食欲不振、精神不安定、精力減退、不眠などに効果的です。今回のビタミンB1が豊富な豚肉との相性は抜群なのですね。

今回の栄養豊かな献立が、皆さまのお役に立てますように。では、また次回に~^^(^0_0^)/モッチーママ