忙しい朝でもカンタンに調理できる“朝ベジ”レシピ【毎月31日は、菜の日】
毎月31日は、一般社団法人「ファイブ・ア・デイ協会」が日本人の深刻な野菜摂取不足の解消を目的として制定した「菜(さい)の日」です。料理研究家・栄養士の浜田陽子先生に「忙しい方にオススメの野菜摂取方法」についてコメントをいただきました。
緑黄色野菜:淡色野菜=1:2
忙しく時間がない方にまずおすすめしたいのは、日本の食文化ともいえる「常備菜」や「作り置き」です。ブロッコリーやほうれん草など、まとめて茹でて小分けにして冷凍保存。キノコ類も炒めたり蒸したりしたものを冷凍へ。野菜が足りない時に解凍して、塩こしょうやドレッシングなどお好みにアレンジで手軽に食べることができます。
また、コンビニやデリカで選ぶなら、緑黄色野菜(葉野菜やピーマンなど、中まで色の濃い野菜)と淡色野菜(キャベツやきゅうりなど、中の色の薄い野菜)のおかずを一品ずつ取り入れ、量としては緑黄色:淡色=1:2くらいの割合で選ぶと良いでしょう。
さらに、野菜は火を通すと容量が小さくなります。加熱調理のほうが、小さいカサで多くの野菜を摂取することができます。生野菜サラダだけではなく、加熱野菜もしっかり取り入れて頂きたいです。
(コメント:浜田陽子先生)
野菜のトマト煮(ラタトゥイユ)
(調理時間:約20分/野菜使用量225g/1人前当たり)
<作り方>
- 材料はすべて1.5㎝角に切る。
- フライパンに油を熱し、玉ねぎ、セロリ、なす、パプリカ、ズッキーニの順に加えて炒める。
- 基本のトマトソースを加えてふたをし、野菜がやわらかくなるまで約10分煮込み、塩・こしょうで味をととのえる。
鶏肉と野菜のホットサラダ(オーロラソース)
(調理時間:約20分/野菜使用量209g/1人前当たり)
<作り方>
- 鶏むね肉は軽く塩・こしょうして耐熱皿におき、酒をふりかける。
ラップをして電子レンジで約5分加熱し、粗熱が取れるまでラップをかけたままにする。粗熱がとれたら一口大に切る。 - れんこんは皮をむいて半月切りにし、酢水にさらして水気をきる。
にんじんは拍子木切り、ブロッコリーとカリフラワーは小房に分ける。
かぶは皮をむいてくし型切りにする。 - 耐熱皿に②を並べ、ぬらして軽くしぼったキッチンペーパーをかぶせ、ラップをする。電子レンジで4~5分加熱する。
- ①と③を皿に盛り、オーロラソースの材料を混ぜ合わせて添える。
彩りベジトースト
(調理時間:約10分/野菜使用量93g/1人前当たり)
<作り方>
- 食パンにピザソースを塗る。
- 半分に切ったミニトマト、オリーブをのせ、ピザ用チーズをかける。
- オーブントースターでチーズが溶けるまで、4~5分焼く。
日本は中高年ほど野菜摂取量が多く、アメリカは若年層の野菜摂取量が多いことが判明
カゴメは、一般社団法人「ファイブ・ア・デイ協会」が、日本人の深刻な野菜摂取不足の解消を目的として制定した「31日は菜(さい)の日」に合わせて、日本とアメリカの都市で野菜摂取実態の違いを探るべく、日本首都圏在住男女1,000名とアメリカ・ニューヨーク周辺在住男女1,000名、計2,000名に対し野菜摂取や食べ方に関する意識調査を行いました。
※日本は首都圏、アメリカはNY周辺在住者を対象に調査を実施
年代別で野菜摂取の平均皿数(1皿70g程度換算)をみたところ、今回の調査では、日本は中高年ほど野菜摂取が多く、アメリカは30代以下の方が野菜摂取量が多いことが明らかに。
野菜に関する考え方や行動を調査したところ、日本よりアメリカのほうが野菜摂取に関する意識の高い人が多く、中でもアメリカ30代の若年層が高い結果に。また、「成人が1日に食べるべき野菜の量を知っている」に関しては日本と大きく差がつく結果となり、両国の野菜摂取に関する食育の普及に違いが見られました。
アメリカは、「料理の素や簡便調味料」「キット・セット」「加工食品」など手間を省いた料理をしている人が多い結果に。また、野菜はサラダ以外に「蒸し料理」や「焼き料理」などの加熱調理やジュース・スムージーや野菜加工食品などの摂取も多く、日本に比べて、野菜摂取のバリエーションが豊富なことが明らかになりました。
朝、昼、夕共に日本人は「手料理」で摂取している人が多く、「サラダなどの生野菜」や「炒め料理」での野菜摂取が多いことが明らかに。特に朝食でアメリカと野菜摂取のバリエーションの差が大きいことが判明しました。
また職業別で日本とアメリカの野菜摂取量(平均皿数)を比較してみたところ、専業主婦や学生では日本のほうが野菜を多く摂取している一方、アメリカは働いている人の野菜摂取量が多いことがわかりました。
【31日は「菜(さい)の日」 アメリカと日本の野菜摂取に関する意識調査】
<調査概要>
調査期間:日本・2017年3月22日~3月23日、アメリカ・2017年3月22日 ~3月31日
対象:日本首都圏在住男女1,000人(20~69歳)、アメリカ・ニューヨーク周辺在住男女1,000人(20~69歳)
割り付け:国(日本、アメリカ)、年代(20代、30代、40代、50代、60代)男女各100名ずつ
方法:インターネットによるアンケート回答方式
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