どのご家庭にも必ず1本はある調味料のひとつ「マヨネーズ」。ともかく味が好き、サラダにかけて見た目よし、最近ではちょっとした「裏ワザ」でお料理テクニックがアップ! ということで、皆さんもよく使われていることでしょう。
そんなマヨネーズですが、その“絞り口”に着目したことはありますか?
「キユーピーマヨネーズ」では、この8月に「3つ穴キャップ」なるものを開発。これで、出し口は「星形」「細口(1つ穴)」「3つ穴」が揃ったことに! そんな絞り口を活用した楽しいアイデアを、製造元であるキユーピーさんにたべぷろ編集部員がお伺いしました!

マヨネーズを学ぶ施設「マヨテラス」へ GO!

お伺いしたのは、東京・仙川にある「マヨテラス」。キユーピーのマヨネーズの“なるほど!”を楽しく体感できる施設で、一般の方も希望をすれば見学することができます。※見学には予約が必要です

お出迎えしてくれたのは、タマゴから生まれたようなご機嫌なキユーピーちゃん!

「キユーピーマヨネーズ」は、1925年(大正14年)に瓶入りで発売されました。

その後、軽量化でポリ袋入りなどを経て、1958年に現在のような自立式のポリボトル容器に移行します。なんと今年でちょうど60周年目! 当時の『日本食糧新聞』には、「キユーピーマヨネーズ ポリチューブ入り出荷」の記事が掲載されており、使い勝手の良さで人気がブレイクしていくのでした。

ちなみに今年発売60年を迎える、1958年に発売された他の商品はというと…日本初の「ドレッシング」(キユーピー)、「チキンラーメン」(日清食品)、「シーチキン」(はごろもフーズ)、「アサヒ ゴールド」(朝日麦酒:現在のアサヒビール)、「峠の釜めし」(おぎのや)などなど。

日本の高度成長期と共に、”日本の食”が豊かになっていくのですね~。

マヨネーズのブレイクは、容器の進化にあり!

1925年の発売当時は、使い方がわからない人も多かったため、「御申越次第料理法進呈」と広告にも記載がありました。おいしく食べてもらうためのレシピ提供は、昔からあったのですね。

そして、マヨネーズ自体のおいしさはもちろん、容器もどんどん進化。瓶から移行したポリ容器にもたくさんの改良がなされていきます。

「酸素」を防いで、おいしさをキープ!

上の写真は、ポリ容器を切り取ったところ。容器がこんな何枚もの層になっているなんて驚きです。多層構造の材質にすることで酸素透過性を防止し、中身の酸化を防いでいるそうです。

1972年には、容器の“絞り口についての大きな変換を迎えます。ではなくにしたのです!

これはサラダや料理にかけた時に「見映えをよくする」ためだとか。「キユーピーマヨネーズ」では、すでにこの頃から「インスタ映え」を意識していたのでしょうか!?(当時は、スマホもインスタもありません・笑)

でも、星型で出てくると、絞り出すのも楽しくなっちゃいますよね~。

「マヨテラス」にも、そんなボトルの星型絞り口を模したお部屋がありますよ

そして2005年に現在の「ダブルキャップ」が採用されます。キャップをポンッと開けると「1つ穴 細口」に、クルクルっと外すと「星型絞り口」になるという二刀流ですね。

そして…2018年! ついにキャップがさらなる進化を迎えます!

3つ穴キャップで「マヨネーズをかける楽しさと喜び」が倍増!

「3つ穴キャップ」が新登場!(上は新「3つ穴」、下は従来の「1つ穴 細口」)

実はこの「3つ穴キャップ」、2015年から「キユーピーマヨネーズ発売90周年」の期間数量限定の企画品として「おまけ」としてついていました。そこで「楽しい!」「いつもこれで使いたい!」という声をもとに、今回、通常商品化したのだそうです。皆さんの声援が、商品に反映されたのかも?

これでさらなる「見映えの良い」お料理を作ることができるでしょう!

実践講座1:新しくなった「3つ穴」で、メニューの見映えアップ!

いよいよ、絞り口別・実践講座をご紹介します!

まずは、定番「サラダ」へのデコレーション♪

3本の線が波のようで美しい!

これ、私にもできるんでしょうか……と不安に思われる方もいらっしゃるでしょう! ちゃんと、3つ穴を上手に出す方法を伝授していただきましたよ。

キレイな3本線を描くポイント1:マヨネーズを出す速さ=容器を動かす速さにすべし!

キレイな3本線を描くポイント2:最後(止める前)は少しお皿に近づけるべし!

うーん、簡単そうだけど、できるかなぁ(笑)。

お好み焼きやタコライスにもピッタリです!

実践講座2:「星型絞り口」でトーストの土台を作ろう!

お次は「星型」を使って、「とろーりたまごのマヨトースト」を作ります。

マヨネーズで土手を作っていきます

用意するのは、「食パン」「卵」「キユーピーマヨネーズ」。食パンのフチに星型絞り口でマヨネーズの土手を作り、その土手の中に生卵をポン。あとはトースターに入れるだけ。あっという間です!

これは、バターやマーガリンではできないワザ! マヨネーズだからこそ土手で具材をホールドできるのです。アレンジで、ミートソースやカレーなどもお試しくださいね。

ちなみに「トースト」+「マヨネーズ」にすると、一緒に食べることで「かぐわしい甘い香り成分」が生まれるそうです!

実践講座3:「1つ穴 細口」でお絵かき!文字もOK

最後は、1つ穴の「細口」ノズルでお絵かきです!

デモンストレーションでは、「キユーピーマヨネーズ」の顔でもある「キユーピーちゃん」を描いていただきました! 思わず「かわいい…」とため息が。食べるのがもったいないですね(笑)。

お絵かきのテーマは自由自在!

オムレツ+ケチャップもいいけれど、この「細口」ノズルはとても使いやすいので、マヨネーズバージョンでも楽しんでくださいね。絵でも文字でもOK。子どもたちの才能が、マヨネーズで開花するかも!?

……………

なお今回、キャップを「3つ穴」に変更したのは、「350gタイプ」(294円・税抜)のみで、130g・200g・450gには従来の「1つ穴 細口」のダブルキャップになっています。

いろいろ使い分けをして、おいしくて楽しい「マヨネーズ生活」をお過ごしください♪

たべぷろ編集部員の初めてのお絵かき…(もっと練習が必要です)