日本グミ協会は、9月3日の「グミの日」に向け最大規模のプロモーションを展開する。史上初となる、グミ・キャンデーメーカーの壁を越え、春日井製菓、カバヤ食品、カンロ、UHA味覚糖の4社が「グミの日」限定の新作グミをそれぞれ発売するほか、8月20日から原宿竹下通り商店街の横断幕を「グミの日」用にし原宿をグミ一色にする。さらに、バーチャルアイドル「東雲めぐさん」によるグミの日を盛り上げるオリジナル楽曲「ぐみのうた」の制作などコラボレーション企画なども複数展開し「グミの日」を盛り上げる。

グミ業界における企業の壁を越えた市場活性化の取組みは、17年に春日井製菓、カバヤ食品、カンロ、UHA味覚糖とCANDY・A・GO・GO、ソーシャルメディアマーケティング支援を手掛けるシェアコトと日本グミ協会が共同で、「GUMMIT(グミット)」を発足させ同年の「グミの日」に向けた共同プロモーションを実施したことに始まる。

8月1日、東京・原宿で開催したGUMMIT共同プロモーション発表会で、日本グミ協会の武者慶佑会長は、「競合5社がグミの日を広めるという思いを同じくして始まった取組みが2年目を迎えた。グミによってさまざまな人やものがつながってきた。今後も継続することで、日本のグミ文化を形成したい」と意気込みを語った。CANDY・A・GO・GOの落合琢社長は、「日本カルチャー発信の地・原宿から世界に向けて日本のグミ文化を発信していほしい」とエールを送った。

今年のプロモーションの目玉は、GUMMIT参加するメーカーによる限定グミの発売で、春日井製菓「つぶグミ 和ソーダミックス」、カバヤ食品「タフグミ エナジードリンク」、カンロ「ピュレグミ ビターレモン&コーラ」、UHA味覚糖「コロロ 洋梨」の4種を8月20日数量限定で全国発売。各社の定番ブランドグミの新味で定番ブランドグミの既存味と新味を比較できる2個入りのオリジナルパッケージで販売する。

また、5社共同で8月1日から9月3日までの約1ヵ月間、ソーシャルメディアで写真を投稿する「グミの日 フォトキャンペーン」、新作グミのゴミを持って行くとプレゼントと引き換えができる「GOMMY GUMMYキャンペーン」を展開。さらに、今年は、8月20日から、竹下通り商店街の横断幕を「グミの日」のフラッグでジャック。9月2日には原宿のイベントスペースで「原宿グミパ」も開催。

さらにAdemaTVの恋愛リアリティーショー「太陽とオオカミくんには騙されない(ハート)」と竹下通りでコラボフラッグ、CANDY・A・GO・GOが運営する可動式壁面パネルでのコラボフォトブースの展開、「FRESH LIVE」でコラボ特番が配信などを展開。

仮想ライブ空間『SHOWROOM』で活躍する「東雲めぐさん」とはグミの日を盛り上げるオリジナル楽曲「ぐみのうた」を制作。講談社の公式ユーチューブチャンネル「キッズボンボン」内でも子どもと楽しめる「ぐみのうた」を展開予定。2.3次元ユーチューバー「琴吹ゆめさん」は、CANDY・A・GO・GO本店で8月29日(水)にアルバイト入社するなど多種多様な企画を展開する。

◇日本食糧新聞2018年8月8日号の記事を転載しました。