こんにちは。スパイスとハーブを中心に香りを楽しむ料理教室を開催している二宮サロンの諏訪麻衣子です。ご機嫌いかがでしょう?
そろそろ春に備えていろいろ準備を始めたい、でも、なんとなくまだやる気が湧かなくて…。そんな気持ちの方も多いと思います。冬は体を休める時季なので、やる気が起きないのは自然の摂理なのです。なので、春に向けて無理せず、ゆっくり体を起こしてあげましょう!

やる気のわくハーブ・食材・スパイスは

それでは、やる気のわくハーブや食材、スパイスを紹介しますね(薬膳では、気を巡らす食材です)。

代表的なものとして、みかん、柚子、キンカンなどの柑橘類、玉ねぎ、エシャロット、ピーマン、紫蘇、ジャスミン、フェンネル、八角、鮭、カジキマグロなどがあります。

こんな食材に囲まれて料理をしていると、それだけでも気分があがるものです。

さて、今回はこの中のいくつかを使って、この時季お勧めの“気をあげる”料理を簡単にお伝えしようと思います。

サーモングリエ 酸味の効いたオレンジ色のソース

このソースは、ホタテのグリルやチキンソテーとも相性が良いです♪

【材料】2人前

  • サーモン ふた切れ(皮付きでも皮なしでも)
  • オレンジまたはみかんジュース 50cc
  • バター 20g
  • オリーブオイル 15cc
  • 白だし 15cc
  • 薄口醤油 少々
  • 白胡椒 少々
  • ソースとろみ付け用の小麦粉 おこのみで少々

【作り方】

  1. オリーブオイルをひいたフライパンで塩胡椒したサーモンを焼き、皿に盛りつけます。
  2. オレンジソースを作ります。オレンジジュースまたはミカンジュース、オリーブオイル、バターを鍋に入れて玉ねぎのみじん切りを加え、焦がさないようにふつふつと温めます。ソースとして、とろみをつけたい場合は、ここで少量の小麦粉を加えます。
  3. 白だし、醤油、白胡椒を加えて乳化させるためによく混ぜます。水分が足りない時にはオレンジジュースを足して下さい。
  4. 焼きあがったサーモンにソースをかけて完成です。お好みの野菜やハーブなどを添えてお召し上がり下さい。

ジャスミン茶で煮たしっとりやわらか茹で豚

【材料】

  • A豚肩ロース肉またはモモ肉、脂が好きな肩は、バラ肉でも 塊で500g
  • A濃いめに煮出したジャスミン茶 1L
  • Aブランデー 50cc
  • Aりんごスライス 1個
  • A生姜 スライス お好みの量
  • A白胡椒 お好みの量
  • 白髪ねぎ、三つ葉や香菜などの香りの良い野菜
  • つけダレ用からし醤油

【作り方】

  1. Aの材料を深鍋にいれて、弱火でコトコト40分〜1時間くらい煮ます(豚肉がきちんと浸るくらいのジャスミン茶を用意して下さい。または、たまに裏返して下さい)。
  2. 豚肉が軟らかくなったら、そのまま火をとめて、冷まします。
  3. お好みの野菜と一緒にからし醤油でどうぞ(写真は白髪ねぎと三つ葉です)。

お茶で煮ることで、豚肉の臭みが抜け、さっぱりと食べられます。

レシピは、食材や使う調味料によっても味が変わりますので、気に入っていただけたら何度か作っていただいて、ご自身の味にしてくだされば嬉しいです。

ちなみに私は、和風だしはマエカワのだし(添加物なし、甘さ控えめ)、塩はフランスのゲランド塩を使っています。詳しくは、次回書く予定です。

自分好みでチャレンジ!

気分をあげるために本格的な料理とまではいかなくとも、焼き魚やお椀に柑橘類を添えたり、カレールーでなくカレー粉を炒めて香りを楽しみながらご自身好みのカレー作りにチャレンジしたりしてもいいですね。

春野菜ともち麦のスープ サフランの香り

みかんとキャベツのサラダ仕立て

皆様もキッチンに自然の香りを漂わせて、楽しい気持ちでお料理してみてはいかがでしょうか? 最後までお読み頂きありがとうございます。諏訪麻衣子の料理を気にかけて下さったら…是非こちらもご覧下さい。