ジャムの進化系!長野りんごバターを作ってみた【レシピ付き】
こんにちは!たべぷろ編集部員のまつもと ゆりかです。長野に移住して4度目の冬。ようやく長野の寒さにも慣れて来ました。冬のフルーツの定番といえば、何といってもりんごですね。信州はりんごの産地としても有名で、りんごを使ったスイーツも数多くあります。そんな長野で人気の、りんごを使ったスプレッド「りんごバター」をご紹介します。
ブームの火付け役は長野県のご当地スーパーの開発商品
りんごの産地、長野県の人気のお土産にもなっている「りんごバター」。リンゴをペースト状にしたものにバターを練り込んであるスプレッドで、りんごの酸味や甘味とバターのコクがまろやかに溶け合い、何ともいえないクセになる美味しさです。
地元の産地直送センターやスーパーマーケットには、必ずといっていいほど「りんごバター」が並んでいます。この人気の火付け役となったのは、長野県各地に数多く店舗展開をしているご当地スーパーマーケット「ツルヤ」です。
製品開発担当者がパンにバターやマーガリンを付けてからジャムを塗ることにヒントを得て開発したのが始まりで、その後、りんごの品種やバターの分量など研究を重ねて、今日の人気商品が確立したのだそう。
テレビ番組で「りんごバター」が紹介されて全国的にも知名度が上がり、地元では不動の定番人気商品となっています。今では複数のメーカーが同様の商品を販売しています。
低糖でさっぱり味!パンとの相性はもちろん、料理の隠し味にも
「りんごバター」は意外にも従来のりんごジャムよりも低糖で、糖度は30度~40度程度。甘さ控えめで、さっぱりとした爽やかな味わいです。熱々のトーストやパンケーキ、クレープ、クラッカーなどとの相性は抜群です!
さらに、フルーティーさとコクを活かして料理にも活躍してくれます。チャツネのように使ってカレーの隠し味に。チキンソテーやポークソテーのソースを作る際にも、少量加える事でまろやかで深みのあるソースが出来上がります。
さて、ここ長野では毎年初冬になると、ありがたい事に方々から山のようにりんごを頂きます。消費しきれず傷んでしまう前に、ホームメイドの「りんごバター」を作ります。冷蔵庫でも2~3週間は持ちますし、冷凍保存でもOKです。作り置きしておくと、何かと活用範囲が広くて重宝します。
リンゴ収穫シーズン当初は少々お高めの価格ですが、今頃になるとスーパーなどでも割合お手頃に購入できるのではないでしょうか? りんごを多めに買ったときには、ぜひ手作り「りんごバター」をお試しください!
手作りでお好みの「りんごバター」を
自家製でとっても美味しく作れる「りんごバター」。りんご自体の甘さに応じて、砂糖の分量を調節してください。バターの分量もお好みで!
【材料】
りんご 2個
砂糖 40g(きび砂糖を使うとよりマイルドに)
有塩バター 60g
レモン汁 小さじ2
【作り方】
1.りんごは皮をむいて8等分にし、薄く切る
2.鍋にバターを半分量、りんご、砂糖、レモン汁を入れ、焦げ付かないように煮る
3.りんごがしんなり柔らかくなったら、ハンドミキサーなどでペースト状にする
4.残りのバターを加えて、よく練り混ぜる
これで完成です! 煮沸消毒した瓶に入れて冷蔵庫で保存してください。
りんごの食感を残したい場合は、ミキサーにかけずに仕上げてください。シナモンやクローブを入れてスパイシーなりんごバターも美味しいですよ。ちょっと贅沢に発酵バターを使うと、さらに風味が増してリッチな仕上がりが楽しめます。お好みのアレンジを試してみてはいかがでしょうか。
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