お財布に優しい水耕栽培レタス！野菜が高いこの冬に大活躍【レシピ付き】

こんにちは。野菜をたっぷり食べてほしい！　でもこの冬はとても野菜が高いな－と実感している管理栄養士の大山加奈惠です。
本格的な鍋シーズンに入り、あったかい鍋をつつきながら家族団らん、友達との鍋パーティーが楽しみな季節。でも、今年はそれも難しくなっていることをご存知ですか？　今年は鍋が楽しめないのかしら…とご心配の皆さん、大丈夫ですよ！　今回は、そんな時のお助けマン“水耕栽培のレタス”をご紹介しますね。

水耕栽培のレタスは安心安全、そしてリーズナブル

だいこん、白菜、キャベツ、ほうれん草、ねぎ、レタスと、鍋に入れる野菜が今年は平年の1.5〜2倍も高いのです。10月の長雨、台風による日照不足から、野菜が育たなかったり、収穫量が減ったりしたことが原因です。

特にレタスは１玉500円以上ということもあるのだとか。レタスはサラダだけでなく、鍋に入れた時のシャキシャキ感が独特で人気の食材ですよね。レタスしゃぶしゃぶやレタス鍋だと、１人で１個はペロリと食べられます。なのに、レタスだけで500円もかかるなんて…。

そんな時におすすめなのが、最近増えてきた水耕栽培のレタスです。九州でも水耕栽培でレタスを作る会社が増え、スーパーで販売されています。

水耕栽培のメリットはたくさんあるんですよ！

・ハウスへの虫の侵入をシャットアウトするため、農薬を使わず栽培できる
・天候に影響されにくく、1年中同じ品質、同じ量を収穫できる
・露地物にくらべて雑菌が少なく、みずみずしさが長持ちする
・まるごとそのまま食べられる

そして、なんといっても、この時期でも安価で手に入ります！　お財布にとっても嬉しいですね。

その一つ「まるごとキレイ。うるおい野菜」を作っているのは、西部ガスグループのエスジーグリーンハウス株式会社（北九州市）。ホームページはこちら

水耕栽培のレタスを作っている、もう1社は阿蘇健康農園（熊本県南阿蘇村）です。

2016年4月の熊本地震で、約10年かけて投資してきた最先端のハウスがすべてダメになってしまいました。でも、そこで諦めずに借金をして約5億円を投資し、新しいハウスを作り上げました。そこに広がるのは、阿蘇の日光をたっぷり浴びて、みずみずしく大きく育ったレタスたちです。

元気に生き生きと育ったレタスには地震にも屈しなかった生産者の思いがつまっていて、私たちにも栄養分以上のパワーをくれるように感じます。

そのまま食べても、鍋に入れてもシャキシャキ美味しい。レタスレシピを楽しんで！

もちしゃぶレタス鍋

冬の定番「レタス鍋」です。子供さんが大好きな鶏つくねは、ジューシーで食べ応えもあり、ボリューム満点♪　レタスは火を通してもシャキシャキしているので、1人で１袋はペロリ！　締めは手軽に食べられるもちしゃぶがオススメです。栄養バランスがよいレタス鍋を食べて、寒い季節を乗り切りましょう。

（材料　2人分）
水耕栽培レタス　1～2袋
A 鶏ひき肉　100g
A 玉ねぎ　1/4個
A 塩　小さじ1/8
A しょうが　1かけ　1g
えのき　１パック 150g
しめじ　1/2パック 100g
にんじん　1/2本 60g
豆腐　1/4丁 100g
長ネギ　1本　120g
もちしゃぶ　1袋　80g
好みの鍋つゆ　 1/2 袋

（作り方）

1. Aの材料をボールに入れて、粘りが出るまで、よく混ぜる。一口大にまとめて、つくねを作る。（一人鍋用：豚モモ肉５cm幅に切る）
2. にんじんはピーラーで薄くスライスする。(一部は飾り用に型抜きをする)　えのき、しめじは石づきをとり、小房に分ける。豆腐は一口大に切る。水耕栽培レタスは茎から葉を外しておく。
3. 鍋に好みの鍋つゆの素を入れて、１を入れる。しめじ、にんじん、えのき、豆腐の順に入れて、最後に水耕栽培レタスを入れて、軽く火を通す。レタスに歯ごたえがあるうちに食べる。

ビタミンたっぷりレタスサラダ

風邪がはやるこの季節には、ビタミン、ミネラルをたっぷり食べて免疫力を高めましょう。オレンジやレーズン、にんじんには、ビタミンC、カロテンなどビタミンがたっぷり。必須脂肪酸やビタミンEを含むナッツ類をトッピングして、体の中から体を強くしましょう！

（材料　2人分）
水耕栽培のレタス　1袋
オレンジ　1/2個
にんじん　1/2本
レーズン　5g
アーモンド　5個
くるみ　3個
お好みのドレッシング（柑橘系がオススメ）　適量

（作り方）

1. レタスは一口大にちぎる。オレンジは果肉を取り出す。にんじんは皮むき器で薄くスライスする。
2. アーモンド、くるみは粗みじんにする。
3. 食べる直前にボールにレタス、にんじん、オレンジ、レーズンを入れて、ドレッシングを加えて全体を混ぜ合わせる。
4. 皿に3を盛り付け、上にナッツを散らす。