伊藤忠食品はワインを題材に世界で累計1000万部を突破した人気漫画「神の雫(しずく)」原作者・亜樹直氏の監修による、こだわりのワイングラスの販売を開始した。日本の職人が手作りで仕上げ、実用性と飲み心地、デザインの美しさを兼ね備えた全く新しいワイングラスとして提案する。

ワインに多くの空気が混じり、香りをさらに芳醇に感じ取れる工夫も

商品名は「神の雫ワインサロン・オリジナルワイングラス」で、日本の職人と伝統を生かしたモダンデザイン製品を製造・販売するワイヤードビーンズ社と開発。販売は昨年11月に開設したECサイト「神の雫ワインサロン」で行う。

日本やアジアの一般的な家庭の食器棚に入るサイズと最適なプロポーションになるよう、ゼロからデザイン。脚部(ステム)とボウル部をミリ単位で調整。飲み口部の厚みを1mm程度に薄くし、“かえし”をつけたことで、ワインを飲む際に息を吸い込むタイミングをほんのわずかに早め、ワインに多くの空気が混じり香りをさらに芳醇に感じ取れるようにした。

ボウル部にはフランス語で「神の雫ワインサロン」と彫り込み、グラスごとにワインを注ぐ最適な量を示す目盛り代わりにもなっている。脚部は持ちやすいよう細く短くし、刻印されたワイヤードビーンズのロゴマークは持つ位置を指示。また「神の雫ワインサロン」のオリジナルの刻印が入った専用の秋田産杉を用いた箱入りとした。

種類は「アフロディテ」(シャンパーニュタイプ、7500円)、「アレス」(ボルドータイプ、8500円)、「ヘルメス」(ブルゴーニュタイプ、9500円)の三つを品揃え。

ワイヤードビーンズが“ワインとともに永く使ってほしい”という思いから手掛けるブランド「生涯を添い遂げるグラス」の特徴である生涯補償を付加することで、いかなる理由で割れてしまっても新しいグラスと交換することができる(欠片を杉箱に入れてワイヤードビーンズまで送付することで新品と交換)。

◇日本食糧新聞の2017年4月10日号の記事を転載しました。