静岡県熱海市在住のたべぷろ編集部員・古屋あたみんです。 お酒と肴を求め味わいを堪能する魅力を追求し、発信し続けています。今回は世界三大飲料の一つと言われているマテ茶に注目!
実はお肉をいっぱい食べる南米ではマテ茶を野菜がわりに飲んでいるのだとか。そんなマテ茶が優雅なリゾート地である箱根でカフェメニューに登場。つい食べ過ぎてしまう食欲の秋に、飲むサラダ!マテ茶と伊豆のフルーツで優雅なカフェタイムをしませんか。

箱根のホテルでマテ茶入りハーブティーを楽しむ

箱根は都心から近いということ、湖畔がロマンチックであるという点でカフェ文化が育つ地域でもあります。そんな箱根、実はハーブティーを出すカフェが実に多いのです。ハーブ園をもっているリゾートホテルもあります。避暑地の涼しい気候と自然の恵みがハーブ栽培に適しているのかもしれません。

そこで今回は箱根の中でも、歴史あるホテルのカフェでマテ茶入りのハーブティーの味を体験してみることにしました。こちらのカフェは日本紅茶協会認定ティーインストラクターがブレンドする紅茶やフレーバーティー、そしてハーブティーが豊富。

実はマテ茶はそのままストレートに飲むのではなく、原産国である南米でもほとんど他のハーブとブレンドして飲まれています。

こちらの箱根のカフェのティーインストラクター厳選ハーブティーは、マテ茶、ローズヒップ、ハイビスカス、ジンジャー、エルダーベリー、マジョラム、ステビア、白桃のフレーバーなど、豊富なハーブをブレンドすることで、体中がポカポカして素晴らしく清涼感のある味わい。これは体に良さそうです。

箱根 山のホテル「サロン・ド・テ・ロザージュ」

肉食ライフスタイルが中心の南米で生まれたマテ茶

お肉と野菜がどちらが好きですか? と聞かれると「肉です!」と元気よく答えてしまう女性も多いのではないでしょうか。お肉大好きでお肉メニューについ偏ってしまいがちという方に、効率よくヘルシーな美食メニューに変えることができるのが、マテ茶なんです。

さてそのマテ茶ですが、原産国は肉食が多いヨーロッパやアメリカ北部をイメージされると思いますが、実は南米なのです。南米のブラジル、パラグアイなどは牛肉の消費量が欧米に比べても多い地域で、その量は一人当たり年間に60~100キログラムといわれているとか。

マテ茶は南米大陸の東部で生産されるお茶で、モチノキ科の常緑樹が原料となります。南米の人々は主食に野菜を食べる習慣がなく、パンや小麦粉が主でおかずはほとんどお肉系。そのようなライフスタイルから生まれたのが、南米の自然の恵みであるマテ茶なのです。これは私の在住地である静岡で、魚もお茶漬けで食べる習慣があることと似ていると感じました。

そして現在の私たちの食生活も和食に限らず、肉食生活が当たり前のようになっています。つい偏りがちなメニュー、脂肪分が自然に増えてしまう、そんな肉食生活から生まれた南米人のお茶マテ茶は、私たちのふだんの食生活の美食美飲メニューに大いに役立つといってもいいのでは?

伊豆の柑橘フルーツとマテ茶ハーブティーで自宅ダイエットマテ茶!

マテ茶がほかのお茶と違いダイエットにいいとされる理由は、亜鉛、カルシウム、鉄などのミネラル分を豊富に含んでいること。そして何よりもポリフェノールを多く含むことで「飲むサラダ」といわれています。

そこで今回は自宅で、お肉を食べ過ぎなときに飲みたいダイエットマテ茶を、地元伊豆の柑橘で爽やかに飲みやすくブレンド。苦味が少なくほんのり甘い静岡のくき茶をブレンドしても、素晴らしいマテ茶との多国籍マリアージュが成立しますね。

9月1日はマテ茶の日!

9月は夏の疲れも出るころ、そんな時だからこそ飲みたいマテ茶。マテ茶の生産国である南米でマテ茶の収穫祭がこの時期に行われることから、日本マテ茶協会では毎年9月1日を「マテ茶の日」と制定しました。

ダイエットとしてだけでなく、がっつり食べたい女性にも今日から美食美飲メニューに加えてみてはいかがでしょうか。

日本マテ茶協会