中央ヨーロッパ・ハンガリー在住のフードライター旅野きっこです。在住10年程の間、各地のおいしいグルメをお酒と共に堪能する日々を過ごしています。
旅の最中、各地のさまざまなホテルに滞在しますが、その際チェックするのは朝食。朝食付きか無しか、またレビューを見ておいしい朝食と書かれていたら、ついついそのホテルを選んでしまうものです。今回はそんなヨーロッパのホテルの朝食に付いていると嬉しい「プルーンの紅茶煮」をご紹介します。

ヨーロッパのホテルの朝食とは

ホテルの格に応じて、朝食もさまざまなものがあります。卵、ウインナーやベーコン、数種類のハム、チーズ、豆のトマト煮、ポテト、フルーツやヨーグルト、シリアルが揃ったスタイル。数種類のハムとチーズとパンのみという所。イタリアでは、甘いパンとケーキとクッキーとカフェラテという甘いもの尽くしという所も多いです。

旅の朝、コーヒーとおいしい食事がいただけるのは、一つの大きな喜びですが、時折ペンションのような所で、とてもおいしい朝食が用意されていることもあります。アボカドや手作りのジャム、これまた手作りのリコッタチーズやハム類、そして「プルーンの紅茶煮」。鳥の鳴くヨーロッパの山の朝、気持ちの良い空気の中でこのような手作りのおいしい朝食に当たるのはとても嬉しいものです。

健康にも美容にも良いプルーン

さて、そんなヨーロッパのホテルでたまにお目にかかれる「プルーンの紅茶煮」ですが…。日本では、乾燥のプルーンをおやつがわりに、またプルーンエキスをヨーグルトに混ぜて、というのが1番オーソドックスな食べ方ですね。味が好きという方もいるでしょうが、身体に良いから摂取する、という方も多いのではないでしょうか。

毎月26日はプルーンの日。近年ドライフルーツは多くの種類が増え、摂取する人が増えましたが、現在でもプルーンは人気で、健康や美容のために定期的・継続的に摂取する人がいるようです。

便秘改善・歯や骨を強くする・美肌効果などさまざまに良いとされているプルーン、ドライもエキスもそれなりにおいしいですが、時には違う食べ方もすると楽しいのではないでしょうか。

そんな時にこの「プルーンの紅茶煮」はもってこい。ふっくらと柔らかく、紅茶の香りも良く、ヨーグルトに入れても、そのまま食べてもとてもおいしいのです。

おいしい「プルーンの紅茶煮」の作り方

そんな「プルーンの紅茶煮」、想像よりもおいしいこちらは、家庭で簡単に楽しむことが出来るのです。

<用意するもの>
プルーン 適量
紅茶のティーバッグ 1〜2袋
蜂蜜
レモン汁 少し

蜂蜜がなければ砂糖適量、レモン汁がなくても大丈夫です。

<作り方>

  1. ドライプルーンを好きなだけ用意し、油を抜くために熱湯をかけておきます。
  2. プルーンが入る程の鍋に水を入れ、紅茶のティーバッグも入れ、ちょっと濃い目に煮出します。紅茶の葉はお好きなもので良いでしょう。
  3. そこにプルーンを投入し、弱火でふっくらとなるまで煮ます。蜂蜜砂糖とレモン汁はお好みの味でよいです。

ふっくらとしたら水分の多い状態でいただいても、少々煮詰めてとろーんとした状態でもとてもおいしいです。あたたかい状態でも、冷めてもどちらもおいしくいただけます。

いかがでしたか。この「プルーンの紅茶煮」は常備しておくと、お茶の時間に、朝食のヨーグルトと共に、と少しずついただけてとても重宝します。とても簡単に、数分でできるので、ぜひご家庭でお試しください。