真誠は「お手軽ごますりセット」=写真=を同社通販サイトで販売している。「ごますり体験セット」の廉価版となり、手軽にごますり体験ができるスターターセットだ。火も刃物も使わず安全に調理に関わることができるため、子どもの食への興味を育てる「食育」にも最適な商品となっている。

セット内容は、ミニすり鉢とミニすりこぎにごま2種(いりごま白、黒)が付いている。ミニすり鉢は、岐阜県にある老舗「マルホン製陶所」の特製すり鉢となっている。

同社では6月18、19日に愛知県で開催された食育推進全国大会inあいちでも、すり鉢を使用したミニごますり体験を実施。「小さなお子さまでも上手にすることができる短いすりこ木や、押さえやすいサイズのすり鉢に好評をいただいた」(同社)という。

着席でのごますり体験授業では「野菜が食べられないうちの子がホウレンソウを全部食べた!」といった声も聞かれ、「野菜とごまの相性の良さと子どもへの好影響をあらためて実感する機会になった」(同社)と手応えを得ている。

同社の冨田博之社長は「市販用の発売には、まだハードルがあるが、今後いろいろな方面への可能性を追求していきたい」と意欲を示す。

◇日本食糧新聞の2022年7月13日号の記事を転載しました。