こんにちは。管理栄養士ワーママのmidoriです。今回は包丁を使わない、揚げない里芋コロッケをご紹介します。里芋というとねっとりとした食感がおいしいのですが、一方で苦手なお子様も多いのではないでしょうか。また里芋は洗って皮をむいてと調理の手間がかかります。そこで、冷凍里芋を使用し、コロッケの種は包丁を使わない具材でビニール袋の中で混ぜて完成。焼いたパン粉をつけるだけで、揚げずに完成する里芋コロッケをご紹介します。コーンとチーズが入って子供も大好きな味です。ぜひお試しください。

包丁不要!揚げない里芋コロッケ

【材料】(6個分)
冷凍里芋 150g
ホールコーン(缶詰またはパウチ) 30g

フライドオニオン 大さじ2
ツナ缶 大さじ1
味噌 小さじ1/2
スライスチーズ 1枚
パン粉 大さじ4
サラダ油 大さじ1

<付け合せ>
サラダ用カットキャベツまたはレタス、ミニトマトなど

【作り方】
1.皿に冷凍里芋を入れてラップをし、600Wのレンジで4分半〜完全にやわらかくなるまで加熱します。

使用する里芋により大きさが異なり、かかる時間が異なります。楊枝がすっと刺さるまでしっかり加熱します。

2.パン粉と油をフライパンに入れてよく混ぜます。中火にかけてきつね色に色づくまで2分程度炒めます。こんがりとしておいしそうなきつね色になれば、出来上がりです。

3.ビニール袋にやわらかくなった里芋を入れて、タオルやミトンを使い、里芋をなめらかになるまで潰します。

里芋は大変熱いので火傷に気をつけましょう。

4.(3)の袋の中に、コーン・フライドオニオン・ツナ・味噌を入れてよくもんで混ぜます。

具材が全体に行き渡れば、最後にちぎりながらスライスチーズを入れて混ぜます。

5.(4)を6等分にして丸め、(2)のパン粉を全体にからめて出来上がりです。付け合せの野菜とともに盛り付けます。

苦手な子が多い里芋をコロッケで食べやすく!

冬が旬でおいしい里芋。ホクホクした食感がおいしい食材ですが、苦手な子供も多いです。うちの子も煮物の里芋が好きではありませんが、コロッケにするとたくさん食べてくれます。中でも、今回ご紹介したコーンとチーズが入った里芋コロッケがお気に入りの様子。同じく里芋の煮物はだめだけれど、きぬかつぎなら食べられるという子もいらっしゃいます。

「うちの子は里芋が苦手だから」と諦めずに、嫌いな食材があったら、「調理方法を変えてみる」、というのをおすすめします。ぜひこのコロッケを里芋嫌いの方にも1度はお試しいただきたいなと思います。

とはいえ、生の里芋は皮を洗って剥いてと調理作業が多く、ワーママが帰宅後に扱うにはハードルが高い食材でもあります。そんな時は、冷凍の里芋を使うとそのまま使うことができて便利です。平日の夜でも簡単に里芋料理が楽しめます。

【働くママへのエール】揚げないコロッケは時短でおいしい、ヘルシー

冬においしい旬の里芋をぜひ「里芋は冬が旬の野菜」と食卓に話題ものせて出していただけたらうれしいです。根菜は寒い時期に体の芯から温めることができ、免疫力も上がります。

また油で炒めた焼きパン粉は時間のあるときにまとめて作って保存袋に入れて冷凍しておくこともできます。1000Wの電子レンジをお持ちの方は、コンロで炒めずに、油をまぶしたパン粉を皿に広げて2〜3分レンジにかけて、焼きパン粉を作ることもできます。

今回の焼きパン粉をコロッケの種ににつける方法は、じゃがいもやかぼちゃコロッケなど、他のコロッケにも応用ができます。少ない油で済むので、ヘルシーな仕上がりになりますし、揚げ物後のお掃除も手軽です。ぜひこの里芋コロッケを作ってみてくださいね。

(管理栄養士ワーママmidori @happysan2020