管理栄養士・ワーママのmidoriです。働くママの毎日は忙しいです。特に週末に近づくにつれて、冷蔵庫の食材のバリエーションも少なくなり、朝夕飯の仕込みをする余裕もメニューを考える余裕もなくて…という方はいらっしゃいませんか? まさに私は週末、メニューを考える余裕も時間もなくなってきてしまいます。そんなときに便利な、栄養バランスが調った子どもも大好きな献立を紹介します。今回は1汁2菜3品を15分で作れるレシピとタイムスケジュールをご紹介します。

鶏肉のトマトクリーム煮

玉ねぎとじゃがいもで野菜もたっぷり!こどもも大好きな鶏肉のトマト煮込みです。ごはんにもよくあいます。

【材料】4人分
鶏もも肉 大1枚分(約300g)…唐揚げ用などカット済のものが時短のコツ
塩 少々
小麦粉 小さじ1

玉ねぎ 中1個
しめじ 1/2パック(50g)
じゃがいも 中1個
オリーブオイル 大さじ1〜
A カットトマト缶 1/2缶(約200g)
A コンソメ(顆粒)大さじ1
A 水 300ml
砂糖 小さじ1
塩 少々
胡椒 少々
生クリーム 約大さじ1

【作り方】
1.玉ねぎ・じゃがいもは皮をむき、縦半分に切り、5mm厚さ程度の薄切りにします。しめじはほぐします。

2.ビニール袋に鶏肉を入れ、塩少々を入れて肉をもみ下味をつけます。薄力粉を入れて肉全体にまぶします。

3.フライパンに油を入れてあたため、(2)を入れます。肉の表面全体に薄く焼き色がついたらフライパンを半分あけてたまねぎ、しめじを入れて炒めます。(油が足りなければ足します)

4.Aとじゃがいもを入れて強火にして、沸騰したら強めの中火にし、途中混ぜながら10分加熱します。

5.じゃがいもに火が通れば、塩・胡椒少々と生クリームを入れて軽くあたため器に盛り付けます。

野菜たっぷり!コールスロー

少し酸味のきいたマヨネーズソースがさっぱりおいしいレシピです。

【材料】4人分
キャベツ 1/8個分
人参 4cm長さ
セロリ 5cm長さ
塩 少々
A 砂糖 小さじ1
A 酢 小さじ1
A 塩、オリーブ油、コンソメ(顆粒)少々
A マヨネーズ 大さじ1

【作り方】
1.キャベツ・人参は千切りにし、セロリは筋をとってななめ薄切りにします。

2.ビニール袋に(1)を入れて塩少々を入れてもみます。

3.(2)のビニール袋にAを入れてよくもみ、器に盛り付けます。

きのこたっぷりスープ

なめこでとろっとした体が温まるスープです。

【材料】4人分
白しめじ 1/2パック
エリンギ 1/2パック
なめこ 25g(1/2パック)
オリーブ油 小さじ2
スライスベーコン 2枚
水 500ml
コンソメ(顆粒) 小さじ2
塩、胡椒 少々
粉チーズ 少々

【作り方】
1.しめじはほぐします。エリンギは3cm長さの細切りにします。なめこはさっと洗います。ベーコンは5mm程度の太さに切ります。

2.鍋に油を入れてベーコンを炒めます。しめじ・エリンギを入れてさっと炒めたら、水とコンソメを入れて煮ます。(約6分)

3.塩・胡椒で味をととのえます。器に注ぎ入れ、好みで粉チーズをふります。

帰宅後に15分で3品完成させるためのタイムスケジュール

15分で完成させるには、段取りが大切。整理しましたので、確認してください。

<朝の準備>
・お米を洗い、分量の水につけます。帰宅時に炊き上がるようにタイマーをセットしておきます。
・コールスローの野菜は、時間があれば朝切っておくとよりスムーズです。(タイムスケジュールにはのせてあります)

<帰宅後のタイムスケジュール>
1.トマト煮込みの野菜を切る(たまねぎ、じゃがいも)、しめじをほぐす。
2.フライパンを加熱する。鶏肉をビニール袋に入れて塩をもむ。粉をつける。
3.フライパンで肉を焼き、(1)を炒めて煮る。(10分)
4.コールスローの野菜を切って、ビニールに入れて塩を入れてもむ。
5.スープのきのこ、ベーコンを切る。なめこをあらう。
6.鍋に油とベーコンを入れて炒め、きのこも入れて炒める。水、コンソメを入れて煮る。(6分)

7.コールスローの材料が入ったビニール袋に調味料を入れる。器に盛り付ける。
8.スープの味をととのえ器に盛る。
9.煮込みの汁が半分位になり、じゃがいもに火が通れば、塩、胡椒、生クリームを加えて味をととのえる。器に盛る。

調味料は粉ものから計り、次に液体を計れば時短に

調味料を計量するときは、砂糖・塩などの粉のものから計るようにすると、そのまま醤油・油など液体の調味料を計ることができます。洗い物のひと工程がなく、スムーズです。ちょっとしたことですが意識すると時短につながります。

肉・魚・ベーコンなどを包丁で切った後は、衛生面を考え、包丁・まな板を洗わなければなりません。まずは生で食べる野菜を1番に切り、野菜を切った後で、魚や肉を切る段取りにすると、洗浄が1度で済みスムーズです。

また鶏肉はカット済のものを、牛肉・豚肉は切り落とし肉を使うと手でちぎって使用することもでき、包丁いらずでスムーズです。キッチンばさみも使うと良いでしょう。

コールスローサラダはビニール袋で仕上げてしまいます。調味料を入れてからビニール袋をもむだけ。子どもにもお手伝いができます。道具を使わないので、洗い物も減り、手軽にできます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。「何作ろうかな?」と思ったときに、材料さえあればサッと作れる時短献立があれば、段取り良く準備ができてすぐに晩ごはんが食べられます。

肉、野菜もたっぷり食べられるメニューで、わたしの子ども達もこの献立はたくさん食べてくれます。コールスローの野菜は塩をふるため、塩の脱水効果でカサも減り、野菜がたくさん食べられます。またマヨネーズ味でこどもが好きな味。

トマトクリーム煮はごはんにもパンにもよくあうメニューです。ぜひお試しください。