毎日忙しいワーママさんにとって、お家にストックしてある缶詰食材は晩ご飯作りの強い味方になってくれます。そこで今回は、美味しい出汁がでるツナ缶とホタテ缶を活用したおすすめおかずをご紹介します。1年で最も寒さが厳しい今の時期にぴったりな体が温まるとろりとした口当たりのメニューは、晩ご飯の献立にあると喜ばれますよ。

ツナ缶と白菜のあんかけ

【材料】(3人分)
白菜 1/4個
ツナ缶 1缶

<水溶き片栗粉>
片栗粉 小さじ1
水 小さじ2

<調味料>
しょう油 大さじ1
酒 大さじ1
砂糖 大さじ1
オイスターソース 小さじ1
塩 少々
水 50ml

【作り方】
1.白菜は葉先の部分を3cm幅に切り、根元は細切りにする。
2.調味料と水はカップに入れて合わせて混ぜておく。
3.鍋に白菜を並べ入れ、ツナを中央にのせる。

4.(2)を(3)に回し入れて蓋をし、弱めの中火で10分ほど蒸し煮する。

5.全体をかき混ぜてから水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、器に盛り付ける。

ホタテ缶ときのこのぜいたく卵焼き

【材料】(2人分)
卵 2個
塩 ひとつまみ

<あんかけ>
水 150ml
ホタテ缶 1缶
しめじ 1/4袋
薄口しょう油 小さじ1
酒 小さじ1
砂糖 小さじ1/2

<水溶き片栗粉>
片栗粉 小さじ1
水 小さじ2

【作り方】
1. 卵をボウルに割り入れ、塩を加えて混ぜ合わせてから玉子焼き器で焼いておく。

2. 小鍋にあんかけの材料をすべて入れて火にかける。

3. しめじに火が通ったら水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
4. 食べやすい大きさに切った(1)を器に盛り付け、(3)をかける。

※水溶き片栗粉は一度にすべて入れずに、かき混ぜながらとろみがつく程度の適量で調整する。

缶詰ストックはピンチのときの強い味方!

日々の食事作りは調理だけでなく、買い物や冷蔵庫内の食材の管理など気を回すことがたくさん! 生鮮食品は傷まないうちに使うなどいろいろと考えることが多いですよね。

家事だけでなく仕事も忙しいワーママさんは、夕方買い物に寄る時間もなく、いざ晩ご飯の準備を前に「食材が足りない!」というピンチに見舞われることも多々あるのでは?

そんな時に味方となる食材が缶詰です。ツナ缶やホタテ缶など美味しい出汁が出るものから、サバ缶やイワシ缶などそのまま食べられるものまで、さまざまな商品が充実しています。

なにより缶詰は常温で長期保存できるので、ストックしておくと食材が足りない時にも重宝します。今回ご紹介のツナ缶はオイル漬けなのでコクがプラスされますし、ホタテ缶は水煮で、あっさりながらうま味が染み出して、料理に深みが出ます。

どちらも和洋中に使える点も嬉しいですね。かつおや昆布など煮立てて出汁を取るのは平日の晩ご飯の準備には手間がかかりますが、缶詰のうま味を上手に活用すれば料理がランクアップしますよ。

1つのメニューのバリエーションアップ!

今回ご紹介の白菜のあんかけは、鍋に材料を入れて蒸し煮にするだけなのでとても手軽です。仕上げにとろみをつけることで体も温まりますし、卵を回しかけてからご飯にかけて丼にすれば美味しい汁ごと食べることができて満足度も高まります。多めに作って翌日バリエーションを変えて出すのも良いですね。

また、卵焼きといえばお弁当のおかずのイメージですが、とろみのきいたあんをかけるだけで立派な晩ご飯のおかずの1品にランクアップすることもできます。

今回は長方形の卵焼きにしましたが、小さめのフライパンでスクランブルエッグの要領で炒めてご飯にのせ、あんをかければこちらも天津飯のような丼メニューになります。今回のあんの具材はしめじでしたが、ニラやネギなどでもよく合います。

缶詰食材を活用して手軽に料理をボリュームアップしたりバリエーションを変えたりしながら、冬の食卓を楽しみましょう。