子どもにとって大切な栄養源!おやつとの上手な付き合い方
はじめまして!おやつ屋さんライターのサカ田シオリです。元パティシエで、現在は子供たちに食の大切さ・楽しさを伝えるため「おやつ屋さん」として活動しています。
子どもが大好きなおやつ。我が家の8歳の妹も、おやつの時間を毎日心待ちにしています。おやつは子どもにとっての「第4の食事」とも言われ、成長に欠かせない大切な栄養源です。
けれど、食べ過ぎると虫歯や肥満、偏食のリスクも高まります。
どんなものを、どれくらい用意したら良いのか悩むこともありますよね。そこで今回は、おやつとの上手な付き合い方についてご紹介します。ぜひ参考にして、親子で楽しいおやつの時間を過ごしてください。
第4の食事!おやつの役割
小さい子どもは、一度にたくさんの量を食べられません。食事中にぐずったり遊びだしたりして、食事のタイミングによってはなかなか食べてくれないこともあります。
しかし、子どもはたくさん動き回るので、小さい体に対して多くのエネルギーを必要とします。成長のためにも、しっかり栄養を摂ることはとても大切です。1日3度の食事だけでは十分な栄養を摂取できないため、「第4の食事」としておやつが重要な役割を担っているのです。
また、子どもにとっておやつは大きな楽しみのひとつ。食を楽しむ心を育て、親子の触れ合いの時間にもなります。
おやつのタイミングと量は?
おやつをあげる回数は、1~2歳は1日2回が理想です。食事と食事の間である10時頃と15時頃を目安に、食事に支障をきたさないタイミングであげましょう。
3歳以降は体が発達して3度の食事をしっかり摂れるようになってくるので、おやつは15時頃の1日1回で大丈夫です。1日のおやつの量は、1~2歳は180~240カロリー、3歳以降は150~230カロリーが適量といわれています。
参照サイト:
熊野市健康・長寿課 食育推進事業 食育だより(PDF)
具体的には子どもの手のひらを目安にすると良いでしょう。クッキーやチョコレート、アイスクリームなど甘いものは片手に乗る分、お煎餅や果物、小さなおにぎりなど甘くないものは両手に乗る分がちょうど良い量です。
おやつと上手に付き合うポイント
おやつの時間を決める
おやつの時間はきちんと決めておきましょう。毎日決まった時間におやつを食べることで、自然と生活リズムが整います。
好きな時間にダラダラ食べていると虫歯や食べ過ぎの原因にもなるので注意しましょう。子どもが欲しがるときに欲しがるだけ与えるのではなく、おやつの時間以外は食べないように習慣づけることが大切です。
おやつは甘くなくても良い
「おやつは甘いものじゃなきゃ」というイメージが強いですが、大人のおやつと違って子どものおやつは軽い食事の役割です。甘いものばかりだと栄養が偏ってしまいます。
特に市販の甘いおやつは添加物が多く、依存性の高い白砂糖も大量に含まれているので、過剰摂取には注意が必要です。
小さなおにぎりや旬の野菜などを積極的に取り入れましょう。野菜が苦手な子どもも、人参ゼリーやほうれん草ケーキなどお菓子に混ぜ込んでしまえば美味しく食べられます!
親子で一緒に食べる
おやつの時間は、親子のコミュニケーションの場にぴったり。美味しいおやつを食べているときは子どももリラックスしているので、いろいろな話をすることができます。
我が家では、その日あったことや学校での話、ちょっとした悩み事など、おやつの時間はゆっくりお話できる大切な時間となっています。
おやつの時間に子どもとじっくり向き合うことで、「自分に集中してほしい」「話を聞いてほしい」と子どもの集中欲求を満たすことができ、心の安定に繋がります。
一緒におやつを楽しむことで、親子の絆をより深めることができるでしょう。自分の休憩も兼ねて、毎日のおやつ時間をコミュニケーションの時間として活用してみては。
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