こんにちは!管理栄養士の安藤ゆりえです。暑さの続く毎日ですが、毎晩の夕食作りがおっくうになっていませんでしょうか? 今回は夏の定番料理「冷しゃぶ」を時短でかつ暑さも軽減して作る方法をご紹介します!

手間を省略!豚肉のレタス蒸ししゃぶの作り方

冷しゃぶというと、通常お湯を沸かして豚肉を茹でて、冷水で豚肉を冷まして作りますよね。今回はしゃぶしゃぶ用の豚肉をレタスの上に重ねてフライパンで蒸します。

冷しゃぶは夏の定番メニューかと思いますが、お湯を沸かす手間や豚肉を冷ます手間を省略、さらに料理中の暑さを軽減できます。蒸している間に自家製ゴマだれも完成させますよ。

【材料】(2人分)
豚肉(しゃぶしゃぶ用) 160g
レタス 1個(約200g)
ミニトマト 4個

A 白すりごま 大さじ2
A 砂糖 大さじ1
A 醤油 大さじ1
A マヨネーズ 大さじ1
A 酢 小さじ1

【 作り方 】
1.レタスを一口大にちぎり、水で洗う。

2.フライパンにレタスを敷きつめ、その上に豚肉をなるべく重ならないように並べる。※4人分で倍量作る際はレタス、豚肉、レタス、豚肉と順に重ねると良いです。

3.蓋をして、中火で5分〜蒸し、豚肉の色が変わっていればOK。

蒸している間にAの材料を混ぜ、ゴマだれを作っておく。

4.皿に盛りつけて、ミニトマトを飾り、ゴマだれをかけ、完成。

食べるまで時間があったり、ゴマだれをかけるとレタスから水分が出てくるので、食べる直前に調理し、ゴマだれも食べる直前にかけてください。

野菜の水分を利用して蒸すことで時短に!

夏の定番メニュー「冷しゃぶ」。スーパーにも夏は冷しゃぶ用の豚肉がたくさん並んでいますね!暑い日に野菜と一緒に冷たく食べられ、とても重宝するメニューです。

一般的な作り方としては、まずお湯を沸かして豚肉を茹でますが、作る側としては、暑い日にお湯を沸かすのもキッチンが暑くなり大変ですよね。

今回の作り方は、レタスに含まれる水分を利用して豚肉を重ねて蒸します。お湯を沸かす時間、豚肉を冷ます時間が省け、時短になります。冷水で冷まさないので、仕上がりは温かい状態です。

蒸す時間が5分ほどかかりますので、その間に調味料を合わせるだけの自家製ゴマだれも完成させて、効率的にお料理を完成させましょう!レタスの他にも千切りのキャベツなどでも代用可能です。

レタスの消費や栄養面でも◎

レタスと言うと使い方の定番はサラダで、サラダ以外ではなかなか食べにくいイメージの野菜でもありますよね。今回メニューでは使い道がワンパターンになりがちなレタスの調理法から一歩踏み出してみました。

また、生だとかさが多くて食べづらいレタスですが、蒸すことでカサが減り、たくさん食べられます。

さらに、栄養面でもメリットがあります。豚肉には疲労回復効果のあるビタミンB1 が豊富に含まれていて、夏にはもってこいの食材です。

しかし、ビタミンB1は水に溶けやすい性質があります。茹でると豚肉に含まれるビタミンB1がお湯の中に溶け出てしまうということです。今回の作り方は、茹でずに蒸すことでビタミンB1がお湯に溶け出るのを防ぎ、しっかり栄養分もいただけます。

まとめ

時短にも栄養価の面でもメリットのある「豚肉のレタス蒸ししゃぶ」。普通の冷しゃぶに少し飽きてしまったというときや今晩は冷しゃぶにしようと思っていたけれど、少し冷えるな…という日にもオススメです。ぜひお試しください!