管理栄養士の安藤ゆりえです。お仕事に家事に育児に忙しい毎日。夕方、帰ってきた時に冷蔵庫にメインとなる料理がある!そんな日は朝から気持ちが楽になりますよね!
今回は、鶏手羽元と野菜で作る「ボーンブロススープ」をご紹介します。ボーンブロススープとは骨からダシをとったスープのことです。鶏手羽元から旨みたっぷりのダシが出るので、コンソメいらずの美味しいスープになります。時間のある時に多めに作ってストックしておけば、カレーやチキンのトマト煮込み風にと野菜も摂れるメインが5分で完成しますよ。

鶏手羽元ボーンブロススープのレシピ

まずは、ボーンブロススープを作り置きしておきましょう。

【材料】(2〜3人分)
鶏手羽元 5〜6本
にんじん 1本
玉ねぎ 1個
しめじ 1/2袋(約50g)
水 1リットル

【 作り方 】
1.にんじんは乱切り、玉ねぎは4等分のくし切り、しめじは石づきを取って手でほぐしておく。

2.鶏手羽元と(1)を鍋に入れ、水も加える。

3.蓋をして中火にかけ、沸騰したら弱火で3時間ほど煮る。圧力鍋の場合、加圧時間10分で鶏手羽元は柔らかくなります。

塩を入れなくても美味しい鶏の旨味の効いたスープが完成。鶏肉やにんじんも箸で簡単にほぐれるほどやわらかくなっています。

このままでも十分美味しいですが、アレンジも無限大!一例をご紹介します。

カレーにアレンジ

スープの量に合わせてカレールウを加え、さっと煮込めばゴロッと鶏手羽元が美味しいカレーライスになります。見た目にもボリュームも満点で満足感のあるカレーが5分で完成です。

トマト煮込みにアレンジ

具材と少なめのスープにトマトピューレを加え、塩コショウで味を調えればトマト煮込みにも。スープの量を多めにすれば、ミネストローネ風にスープにも良いですね。

カレースープにアレンジ

カレー粉と塩をお好みで加えれば、みんな大好きなカレースープにもできます。

他にもホワイトシチュールウを加えればチキンクリームシチューができたり、ほろほろで柔らかくなった鶏手羽元だけを取り出して甘辛ダレで照り焼きにしても良いですね!

時間のある時に作り置きでお仕事終わりをラクに!

夕食をぱぱっと準備するための時短方法はたくさんありますが、やはり時間のある時に作っておくとラクですよね!その他にも時短のポイントがあるので2つご紹介します。

・食材を買ってきたら冷蔵庫に入れる前に野菜を切ってしまう
包丁とまな板を出して、野菜を切って、まな板と包丁を洗って…と料理のたびにしていると大変ですし時間もかかります。そのたびに切った方が野菜の鮮度は保てますが、時短を優先するならば買ってきて冷蔵庫に入れる前に用途を決めて切ってしまいましょう!

・アレンジしやすくするために味付けはなしorシンプルに
作り置き料理は味付けも完了してあとは食べるだけの状態で保存するのが一般的ですよね。しかし、今回のボーンブロススープのように味付けなしで保存しておくことで、その日の気分で味つけが変えられて便利です。

今晩はカレーにしよう!と思っていたけれどその日は給食がカレーだった!という時にも臨機応変に味付けを変えられて家族の満足度もUP!違う料理に作り直さなくて良くなるので時短にもつながります。

栄養バランスUP!たんぱく質も野菜も摂れます

たんぱく質と野菜の栄養素が補えるメニューなので、成長期のお子様や最近栄養バランスが気になるなという時もお助け料理にもなります。固形の野菜が食べたくないというお子さんにもスープに野菜の栄養素が溶け出しているので、栄養摂取にも役立ちます。

じっくり煮込むことでほろほろと箸で切れるほど鶏肉も柔らかくお子さんにも食べやすいですよ。骨つきの鶏手羽元でボリューム感もありパパも満足してくれると思います。

さいごに

作っておけばアレンジの効く1品です。冷蔵で5日間、冷凍でも2週間ほど持ちます。私も週に1回は作っています。ぱぱっとお昼ごはんを済ませたいときにも活用しています。アレンジも無限大なのでぜひお試しください!