さんまの蒲焼き缶は、甘辛い味付けで骨ごと魚を食べられ、常温保存もできる便利な食材です。魚は子ども達にできるだけたくさん食べさせたい食材ですが、下準備や調理に手間がかかり、なかなかメニューに取り入れられていない…というご家庭も多いのでは。そこで今回は生魚の代わりに缶詰を活用して、主食からおかずまでいろいろ作れるアレンジレシピをご紹介します。

蒲焼き缶+白ご飯でお手軽まぜご飯

【材料】(2人分)
温かい白ご飯 茶碗2膳分
さんまの蒲焼き缶 1個
卵 1個
白ゴマ 適量
大葉 お好みで適量

【作り方】
1.さんまの蒲焼き缶はタレごと皿に移してラップをし、電子レンジ(500W)で30秒ほど温める。
2. 卵は溶いて、熱したフライパンで炒めておく。
3. ボウルに温かい白ご飯とさんまを入れる。

4.しゃもじでさんまをほぐしながら切り混ぜ、タレを少しずつ加えて味を調整する。
5. (2)を加えてざっくり混ぜ合わせる。

6.お茶碗に盛り付けて白ゴマをふりかけ、お好みで刻んだ大葉をトッピングする。

蒲焼き缶+きゅうりの和え物

【材料】(4人分)
きゅうり 2本
さんまの蒲焼き缶 1個
白ゴマ 適量

<調味料>
酢 大さじ1
砂糖 大さじ1
蒲焼き缶のタレ 大さじ1

【作り方】
1.さんまの蒲焼き缶はタレごと皿に移してラップをし、電子レンジ(500W)で30秒ほど温める。
2. きゅうりは薄切りにし、塩(分量外)を振って揉み込みしばらくおく。
3. (2)がしんなりしたら洗って水気をしっかり絞る。
4. ボウルに調味料を入れて混ぜ、(3)を加えて和える。

5. さんまを加えてほぐしながら混ぜ合わせる。
6. 器に盛り付けて白ゴマを振りかける。

蒲焼き缶+もやしの炒め物

【材料】(2人分)
もやし 1袋
さんまの蒲焼き缶 1個
卵 1個
塩コショウ 少々
サラダ油 適量

【作り方】
1.もやしはサッと洗って水気をきっておく。
2.卵を溶いて熱したフライパンで炒め、皿に取っておく。
3.フライパンにサラダ油を入れて熱し、(1)を入れて炒める。

4.しんなりしたら塩コショウを振りかけ、さんまを加えてほぐしながら炒める。

5. 蒲焼きのタレを加えて味付けし、(2)を加えてざっくり混ぜ合わせる。
6. 器に盛り付ける。

※(5)のタレの量は味見をしながら調整する。

蒲焼き缶を活用すれば味付けが簡単で時短調理に!

さんまの蒲焼き缶は、どこのスーパーでも手に入り価格も手ごろな食材です。また長期保存ができるので、「おかずが足りないから何か1品プラスしたい…」といった時にも重宝できます。ただ、そのまま缶詰を食卓に出すのは、なんとなく手抜きの感じがして抵抗があるワーママさんも多いのでは。

今回ご紹介したメニューは、どれもちょっとアレンジするだけのお手軽時短レシピですが、ひと手間加えることで手抜きに感じさせない点がおすすめのポイントです。

白いご飯に蒲焼き缶と炒り卵を混ぜるだけの1品目は、冷凍ご飯でもできるので炊飯器で調理する炊き込みご飯よりもグッと時短で完成します。

また、甘辛い蒲焼きのタレを調味料として利用し混ぜ込むだけなので、子ども達でも失敗することなく作れます。下の写真のようにおにぎりにすれば、朝食や昼ご飯にも使えますよ。

缶詰で料理に魚を取り入れよう!

新鮮な生魚は買ってきたらすぐに調理しないと傷んでしまいますし、うろこを取ったり臭みを消すために塩をしたりと下ごしらえに何かと手間がかかります。

また小さなお子さんは食べる際に骨がささらないように取り除いてあげながら食べさせるので、調理の準備だけでなく食べる時にも時間がかかってしまうのが忙しいワーママさんには悩ましいところですね。

魚料理は子ども達に積極的に食べさせたいけれどなかなかメニューに取り入れられていない…、という時には魚の缶詰を活用するのも一案です。

蒲焼き缶なら骨まで柔らかくまるごと魚を食べられるうえ、味付け済みなので調理の手間もかかりません。またストックしておけるのでいつでも気軽に使えるのも良いですね。

1品でも満足できる混ぜご飯、きゅうりと和えた酢の物、そしてもやし炒めと、さんまの蒲焼き缶を活用した主食からおかず、副菜までいろいろなメニューをご紹介しました。ぜひ忙しい毎日の晩ごはん作りのレパートリーに取り入れてみてはいかがでしょうか。