広島県東広島市在住のたべぷろ編集部員・椛山瑛代です。広島の名物菓子はもみじ饅頭だけではありません。広島の港町呉のソウルフードともいわれる「フライケーキ」も忘れてはいけない存在です。最近では呉以外でも親しまれ、広島県民に愛されるスイーツ「フライケーキ」の魅力を紹介します。

呉名物フライケーキとは

フライケーキとは、こし餡を生地で包んであげた「揚げ饅頭」のこと事です。あんドーナツにも似ていますが、外皮の生地は固めでカリッとしていて砂糖などはまぶされていません。中はふんわりした食感の生地と、こし餡の程よい甘さの組合せが絶品です。スイーツの街としても有名な呉市の「福住」のフライケーキが一番有名ですが、最近では広島県内の他の地区やスーパーマーケットなどでも購入することができるようになりました。

一番おいしいフライケーキの食べ方は?

一番人気はなんといっても揚げたて。「福住」がある中通り商店街では、揚げたてのフライケーキをほおばる姿も名物のひとつ。アツアツをアチアチと味わうのが一番という意見が圧倒的です。他には揚げた10分後にこだわる人も。油が切れて一番生地がサクッとしていておいしいのだとか。

冷めてもおいしいとの評判。これが一番好きだという人もいます。まとめて買ってアツアツと冷めた味の両方を楽しむのもいいですね。温めなおしたい時は電子レンジではなく、オーブントースターを使ってカリッと温めて。香ばしい香りもしてまるで出来立てのように、再びアツアツとサクッと感を楽しめます。

変わり種の楽しみ方もご紹介しましょう。アツアツのフライケーキにアイスクリームを添える人も。溶けたアイスがソースのようになり、フライケーキのマイルドさがアップするそうです。他には冷蔵庫で冷やしたフライケーキに、固めに泡立てた生クリームを添える人も。それぞれカロリーが気になるところですが、餡子と乳製品は鉄板のおいしさですね。

呉っ子がこだわるのは「飲み物」だった

呉っ子フライケーキの食べ方について聞いてみると、食べ方は圧倒的に「揚げたてアツアツ」を支持しています。意外と意見がわかれたのは、一緒に合わせる飲み物の方。少し年配の方に支持されるのはお抹茶。抹茶とフライケーキがとてもよく合うそうです。

苦めのコーヒーや渋めの日本茶も老弱男女問わず安定の人気です。油分とこし餡の甘さにマッチするのが人気の秘訣。ダントツの人気だったのは牛乳。フライケーキには牛乳を勧める声が多数聞かれました。呉っ子にはフライケーキになにをあわせて飲むか、それぞれにこだわりがあり熱く議論される話題のようです。

広島カープとコラボも

いかがでしかた?食べ方や合わせる飲み物に熱い意見がある、これこそがソウルフードとして愛されている証拠になのではないでしょか?広島県人が愛するカープとのコラボフライケーキも販売されていてスーパーなどで手軽に購入も出来ます。ぜひ一度、呉っ子のソウルフードを味わってみてくださいね。