プチプラアイテムでいつもの食卓をパッと華やかに演出するテーブル&フードスタイリストの渡辺有子です。健康のためにも毎日積極的に食べたい野菜。たくさんは食べにくい生野菜も、ゆでることでかさが減ってたっぷり食べることができ保存性も高まります。そこで今回は、野菜をサッとゆでた作り置きにも使えるおすすめのサラダをご紹介します。

ゆで野菜で子どもたちも食べやすく!

シャキシャキした生の野菜の食感は、子どもたちにとってはモソモソと口に残って食べづらく、また生野菜の青臭さが苦手なお子さんも多くて食べさせるのに苦労するところです。

生野菜の魅力はたくさんありますが、栄養があるからと無理やりではせっかくの食事時間も辛いものになってしまい、効果も半減してしまいそうです。

ですが、ゆでることでそのような食べにくさが解消されて、野菜をおいしく感じてくれたらお母さんも嬉しいですし、お子さんたちも食事が楽しくなります。

また、野菜はゆでることでかさが減って食感も変わりますし、保存もきくので作り置きにも使えて働くお母さんにとっても好都合。ゆで野菜のおいしい食べ方をぜひ参考にしてみてください。

ゆでキャベツのマヨサラダ

まずは、キャベツです。千切りキャベツはお肉料理や揚げ物の付け合わせの定番ですが、生キャベツだけでは、なかなか食べてくれない…ということも。

また小さめに切ったキャベツも生のままではしっかりした歯ごたえが食べにくく感じるお子さんもいます。

ですが、サッとゆでることでやわらかくて甘みも増して食べやすくなります。

下の写真はゆでる前のキャベツです。

こんなにたっぷりのキャベツもゆでて水気をしぼれば量が減ります。

ゆでキャベツは水気をしっかり絞ることがポイント! 水っぽくならずに味が馴染みやすくなります。

和洋中いろいろな味付けに使えますが、今回はマヨネーズとレモン汁に塩コショウを加えて和えるだけの簡単サラダにしてみました。ハムを加えていますが、ほかにもコーンやニンジンなど彩りをプラスしても良いですね。

ゆで白菜で浅漬け風サラダ

続いて、白菜です。鍋の具材や煮物に使うイメージの白菜ですが、サッとゆでてサラダに使うのもおすすめです。上の写真はゆでた白菜に塩昆布を加えてしょう油で味付けした浅漬け風のサラダです。パリパリとした食感で塩気のきいた味付けは、ご飯にも良く合い食卓にあるとホッとする箸休めにもなります。

白菜は形の大きな野菜なので、冷蔵庫の野菜室で保存しておくのも場所をとって大変です。せっかく買ったのに、使う機会を逃して野菜室にしまいっぱなしで、使う頃にはすっかりしんなりしてしまった、ということも忙しい働くお母さんならよくあることでは?

新鮮なうちにパパッと切ってゆでておけば、かさも減って中華風や和風などいろいろ使えるうえ、作り置きのお惣菜としても重宝できます。

白菜もゆでる前とゆでた後で、下の写真のようにかさが変わりますよ。

ゆでる前
ゆでた後

サッとひとゆでした水菜の中華風サラダ

最後は水菜です。生のままでは1束で下の写真のようにたっぷりになるので、そのままたくさん食べるのは大変です。

またパリパリした食感やほろ苦さが苦手なお子さんでも、ゆでることで大幅にかさが減って食感や味わいも変化して食べやすくなります。

水菜も冷蔵庫でそのまま保存しておくと鮮度が落ちてしなびてしまうので、早めにゆでて調理してしまいましょう。

水菜と蒸し鶏の中華風サラダは、レンジ加熱で火を通した蒸し鶏を食べやすい大きさほぐして、しょう油と砂糖にゴマ油を加えた中華ドレッシングで、水菜と和えればできあがりです。

まとめ

かさ高いキャベツや、白菜、シャキシャキした歯ごたえの水菜もゆでることでお子さんにも食べやすくて野菜がしっかり摂取できるおすすめサラダをご紹介しました。

いろいろな食べ方で毎日の食事で野菜をおいしく食べるよう心がけてみてはいかがでしょうか。