プチプラアイテムでいつもの食卓をパッと華やかに演出するテーブル&フードスタイリストの渡辺有子です。
暑い時期にぴったりなスパイシーで食欲をアップしてくれるカレーライス!人参やじゃがいもなどカレーの具材を切って煮込むだけの手軽さですが、なんとなくワンパターンで手抜きのイメージになりがち。そこで今回はひと工夫でいつものカレーがランクアップするスタイリングについてご紹介します。

ライスの盛り方にもコツが

大きめ野菜がゴロゴロ入ったビーフカレーやスパイスから作る本格派のバターチキンカレーに具沢山のキーマカレーと、同じカレーでもさまざまなバリエーションがありますね。レトルトも充実していてそのバリエーションは広がるばかりです。

新しいレシピに挑戦するのも楽しいですが、いつものカレーライスも組み合わせや盛り付けを工夫するだけで目新しい気分を楽しめますよ。

上の画像は定番の白ご飯とカレーの組み合わせ!粘度にもよりますが、パスタプレートのようにくぼみのあるお皿や深鉢を選ぶとこぼれず食べやすくなります。

また、ライスをお皿に盛る際には、写真のようにカレーを盛り付ける側を低くすると全体に流れ込んでしまわず、きれいに盛り付けられます。

和皿&雑穀米で和カフェ風に

オーガニック系のカフェやレストランにいくと五穀米とカレーの組み合わせがよくありますね。カフェを真似して、こんな風にいつものカレーライスを五穀米にかえてみるとヘルシーでオシャレな感じに!

使用するお皿も和皿を選んでみましょう。こちらは直径20cmほどで放射状に縞の入った和皿です。普段は生姜焼きやトンカツを付け合わせのサラダと一緒に使うことが多い便利なサイズです。

ウッドトレイにのせてカトラリーもナチュラルな木製にスタイリングしてみました。サラダもフレッシュ野菜ではなく白菜をゴマ和えにすると和のテイストが統一できますね。

ココット使いでカフェ風!ワンプレートカレー

こちらもカフェ風なカレー!カレーと一緒にフレッシュサラダと、トッピングにもおすすめのかぼちゃやオクラなどの温野菜にイカリングフライ、ゆで卵をギュッと1皿にまとめました。

シャキシャキがおいしいサラダやサクサクした食感のフライにカレーが浸ってしまうと見た目だけでなく口当たりも悪くなってしまうので、カレーをワンプレートにするなら、ココットなどを使用してルーを分けて準備するのがおすすめです。食材に流れ込むことを防げ、盛り付けもしやすくなります。

ワンプレートの作り方は、まずココットに入ったカレーの位置を決めて、その横に温かいライスを茶碗などで型抜きして手早く広げ整えます。次にサラダをふんわりと盛り付けて、最後にあいたスペースにトッピングの具材をのせて福伸漬けをのせたら完成です。

ワンプレートでいろいろまとめて食べられて、洗い物も少なくて済むのが嬉しいですね。揚げ物は市販品も上手に利用して手間なくオシャレに楽しみましょう。

トッピングを並べてお好みでプラス!

具沢山のおうちのカレーライスなら1皿でおかずはなくとも十分食べ応えがありますが、選べるトッピングを並べておけば気分もあがります。

最後のひと手間を自分で!というライブ感は飲食店でもよくある演出で、選ぶ楽しみや好みの量をのせる楽しみは食への関心にもつながります。

トッピングは簡単なもので十分で、こちらは刻んだゆで卵、クルトン、福伸漬けをココットに入れて並べたものです。そのほか、フライドオニオン、野菜の酢漬けやピクルス、粉チーズなども良いですね。

カレーだけでなくサラダの時にも応用できるのでぜひ試してみて下さいね。

たっぷりのゴロゴロ野菜を市販のルーで煮込むだけで手軽に作ることができるカレーライス! いつものカレーも少し工夫することで、食欲が落ちる夏でもより美味しくスパイシーな味わいを楽しみましょう。