プチプラアイテムでいつもの食卓をパッと華やかに演出するテーブル&フードスタイリストの渡辺有子です。
夏になると涼しげな藍色の蕎麦猪口が、雑貨屋さんや100円ショップで充実します。蕎麦猪口は、冷たいざるそばやそうめんのつけ汁用のほかにも、さまざまな用途に応用できる万能な和食器のひとつ。そこで今回は、藍色の蕎麦猪口を使って爽やかな朝食のコーディネートアイデアをご紹介します。

藍色の柄違いを楽しんでみましょう!

蕎麦猪口は、ざるそばやそうめんなど夏を代表する冷たい麺料理のつけ汁用の食器のため、涼しげな藍色のものが多く、雑貨屋さんのほか、スーパーの食器売り場や100円ショップなどでもいろいろなデザインや形の藍色の蕎麦猪口を見つけることができます。

私が気に入っているこちらの蕎麦猪口は、通常のものより少し小ぶりで直径7cm、高さ6cmほど。今年のゴールデンウイークに陶器市で購入した瀬戸焼の蕎麦猪口です。どれも同じ白地に藍色なのですが、幾何学模様や瓢箪柄などいろいろなデザインのものがありました。

蕎麦猪口は、家庭料理を楽しむための普段使いの食器なので、フォーマルな洋のテーブルコーディネートのように、同じ柄で統一せず柄違いを楽しむのもおすすめです。

手に馴染みのよい形はコーヒーにもぴったり

小ぶりの藍色の蕎麦猪口は、我が家の夏の朝食で活躍中!その日の気分で使い方を変えながら楽しんでいます。まずは、蕎麦猪口にホットコーヒーをいれる使い方です。

洋風なパンの朝食の場合、洋食器のカップアンドソーサーやマグカップを使用する方が合わせやすいように感じますが、和食器を組み合わせるのもおすすめで、モダンな雰囲気になります。

蕎麦猪口には持ち手がないですが、マグカップより小さく、手にもった時に馴染みやすい形なので違和感なく使えます。また内側は白地なので、コーヒーや紅茶の水色もよく映えます。

蕎麦猪口サラダで朝から野菜をプラス!

健康的な朝食にはサラダが欠かせませんが、朝からそんなにたっぷりの野菜は食べられない…!という時におすすめなのが、蕎麦猪口使いです。筒形で盛り付けやすく、朝食にちょうど良い少量のサラダに仕上がり、朝から野菜をプラスすることができます。

レタスや水菜などの葉物野菜は小さめにちぎっておくと食べやすく、盛り付ける際にも大きくはみ出さず入れやすくなります。また下にくる食材は見えないため、彩りのトマトなどは薄切りにして側面に添えましょう。

できるだけ単色にならないよう、ツナやチキン、クルトンやコーンなどいろいろな食材をトッピングに取り入れることで、見た目だけでなく栄養バランスもよくなりますよ。

フルーツ&ヨーグルトがちょうどのサイズ!

我が家では、カスピ海ヨーグルトを手作りしているので、バナナやキウイなどのフルーツにたっぷりかけて食べるのが朝食の定番です。

小鉢では小さすぎるし、かといってサラダボールやグラスではちょっと大きい…という手作りヨーグルトを食べるのにちょうど良いサイズが蕎麦猪口です。

一口サイズに切ったフルーツとカスピ海ヨーグルトを入れ、マンゴーやストロベリーなど常備してあるヨーグルトソースをかけて、混ぜ合わせながら頂きます。ドライフルーツやグラノーラをトッピングしても余裕があり、手に持ちやすく食べやすいです。

コーヒーやサラダ、ヨーグルトなど朝食に何かと使える蕎麦猪口。夏の和を演出してくれる白地に藍色の組み合わせは、涼し気で爽やかな夏の朝食コーディネートにぴったりで、和食器なのにモダンでスタイリッシュに食卓をまとめてくれます。

お手持ちの藍色の蕎麦猪口があれば、ぜひ参考にしてみてくださいね!