こんにちは、スパイスとハーブを中心に香りを楽しむ料理教室を開催している二宮サロンの諏訪麻衣子です。ご機嫌いかがでしょうか? 今回は、パエリアでおなじみのサフランについてご紹介します。サフランは、アヤメ科のめしべの部分です。300個の花からわずか1gしか採れないので少し高価なハーブです。あの鮮やかな色合いといい、妖艶な香りといい、すばらしく、初めて味わったときの感動を今でも覚えています。

魚介と野菜のスープ仕立てサフランの香り

今回のいち押し簡単レシピは、「魚介と野菜のスープ仕立てサフランの香り」です。お鍋ひとつで作れて温まります。

【材料】2人分
・国産タラ(ぶつ切り) 塩、白ワインで下味をつけたもの 150g
・むきエビ 100g
・玉ねぎ粗みじん切り 100g
・セロリ粗みじん切り 100g
・トマトざく切り 100g
・ジャガイモ1センチ角切り 100g
・塩ゆでしたブロッコリー 100g
・かつおだしまたは、コンソメ 500cc
・ニンニクみじん切り 1片
・サフラン ひとつまみ
・醤油・塩・白こしょう 適量
・オリーブオイル 適量

鮮やかの色合い・高貴な香りのハーブ、サフラン!

【作り方】

  1. 深鍋にオリーブオイルをひいてニンニクを炒め、玉ねぎ、セロリ、ジャガイモの順に炒め軽く塩こしょうをします。
  2. かつおだしとサフランを入れて煮立ったらタラとエビ、トマト、ブロッコリーを加えて柔らかくなるまで煮ます。
  3. 塩、こしょう、醤油で味を整えて完成です。

※お好みで生クリームとパルミジャーノレッジャーノ仕立てにしますと濃厚に仕上がりますよ。

生クリームとパルミジャーノレッジャーノ仕立ては濃厚です

サフランの使い方と子供にも女性にも嬉しい驚きの効果!

お水や、だしなどの水分につけておきます。2時間以上で香りも抽出されますが、急ぐときは熱めのお湯につけましょう。たまに、サフランを焼いてくださいと書いてあるものもありますが、よほどの粗悪品でないかぎり焼かなくて大丈夫です。

その他パエリアやブイヤベース、カレーのお供のサフランライスなどに使います。

サフランのあの黄色の正体は、クロシンというものです。記憶力を高める効果が期待されているのですよ。お子様のテスト前などには、ぜひ嗅ぎたい香りですね。

また、冷え性改善、生理不順改善、血行改善など女性には嬉しい効能があります。更年期障害にも良いとされています。

女性に良いとされているものは、同時に気をつけなければいけないという意味でもあります。とり過ぎには注意して、ぜひサフランをご家庭の食卓に添えてみてくださいね。