プチプラアイテムでいつもの食卓をパッと華やかに演出するテーブル&フードスタイリストの渡辺有子です。
連日の猛暑でキッチンでの作業がつらいところですが、夏バテ防止のためにも栄養のある食材を少しでも食事に取り入れたいところ! そこでおすすめなのが、コンビニで手に入りヘルシーながら食べ応えもあるサラダチキンです。今回は手軽に使えるサラダチキンを活用した食べ方をご紹介します。

しっかり味のサラダチキンで食欲アップ!

2017年の「今年の1皿」に選ばれた鶏ムネ肉!低カロリー高タンパクなダイエット食としても人気ですね。その火付け役とも言われるコンビニのサラダチキンは、調理済みで加熱せずにそのまま食べることができ、しっとりとしていておいしいことから人気が広がり、最近ではさまざまな味のバリエーションが広がっています。

猛暑続きの毎日、熱気のこもるキッチンに立つのは辛く食欲もない…という時には、コンビニ食材も上手に使ってみてはいかがでしょうか。

鶏ムネ肉は火加減や加熱時間により、パサつきがちですが、今回使用したセブンイレブンのサラダチキンはとってもしっとり!また濃いめのしっかり味なので、猛暑続きで汗をかき失われがちな塩分補給にも良いですね。

スライスでオシャレな前菜風に

パックから出してそのまま食べられる手軽さが人気のサラダチキンですが、少し丁寧に切って盛り付けるだけでもワンランクアップします。まずはワインやビールのおともにもあう前菜風に、取り出したサラダチキンを5mmほどに薄めにスライス!

ポイントはまっすぐ切り落とすのではなく斜めにそぎ切りすること。こうすることで、断面の部分が大きくなり見た目も豪華になります。スライスしたサラダチキンは、断面をみせて重ねながら扇形に整えます。

チキンだけでは色がないので、グリーンを敷いてその上にたてかけるようにのせればワインにもぴったりなオシャレな1皿に。

小さくカットして食べやすく

サラダチキンを小さなサイコロ状に切るのもおすすめです。

こちらはきゅうりとパプリカを同じ小さめのさいの目切りにしたマリネです。サラダチキンにはしっかり味がついているので、マリネ液にはカットした野菜がしっかり浸るようにしましょう。きゅうりは板ずりしてから切ると味が馴染みやすくなりますよ。

1人分ずつ小鉢やカップを使用して盛り付けをすると食べやすくておすすめです。盛り付ける際には主役のサラダチキンが上にくるように先に野菜を入れてからバランスを見てのせていきます。ほかにもトマトやラディッシュなどカラフルな野菜をプラスしても彩りがよくなりますね。

さらに小さく刻めば塩気のきいたサラダチキン入りの具沢山ドレッシングとしても使えます。

ほぐしてのせれば棒棒鶏にも!

スライストマトと千切りきゅうりの上にほぐしたサラダチキンをのせれば、夏場におすすめのさっぱり中華、棒棒鶏風のサラダに!

棒棒鶏は鶏肉を茹でて中まで火を通した後しばらく置いて冷ましたものをほぐすため、時間がかかりますが、サラダチキンなら加熱済みで冷蔵してあるので思い立った時にサラダを用意してチキンをほぐすだけで準備完了なのでとても手軽です。

同じサラダチキンでも切り方を変えるだけで、さまざまな料理に使うことができるのが嬉しいですね。

栄養が偏りがちな夏の食事で積極的に食べたい高タンパク低カロリーな鶏ムネ肉。しっとり柔らかく味付けもしっかりのサラダチキンを活用しながら、暑い夏は加熱調理を控えめに切り方や素材の組み合わせを工夫してみてはいかがでしょうか。